TTP交渉情報報告会
8月9日(金)15:00~17:00
ホテルアソシア静岡の3階で、TPPに関する情報交換会があります。
内容
1.土居英二氏(静大名誉教授)による、TPPの静岡県への影響試算について
2.藤井庸義氏(日本農業新聞編集局農政経済部次長)から、第18回TPP交渉会合の内容と今後の行方について
3.上川陽子衆議院議員から、TPP交渉に係る情勢報告と自民党の今後の対応について
です。
県内の自民党衆議院議員、参議院議員が参加の予定です。
興味のある方は、
JA静岡中央会 農政営業部 担当:黒山(tel:054-284-9643)にお問い合わせください。
TPPは、農業と工業の問題だけでなく、医療保険、食の安全、医薬品、建設業など様々な分野に影響を及ぼすことが懸念されています。
条約が提携されれば、国内法より優先されます。
私たちの暮らし一つひとつに、どのような影響が出るか、きちんと知る必要があります。
そして、私たちの選んだ国会議員が、党の判断としての一票ではなく、一人ひとりが国民の代弁者として国会決議に臨んでくれるかどうかを見守る権利と義務をもっています。
なにが、次世代にとって大切かを考えながら見守りましょう!
映画「1/4の奇跡」と山元加津子さんの講演
山元加津子さんは、30年にわたる特別支援学校教諭の経験の中で、障害者といわれる子ども達の素晴らしさにふれてこられました。
映画「1/4の奇跡」は、山元加津子さんへのインタビューを中心に、学校の子ども達との交流のお話。そして、後半の講演会では、私達「いわゆる普通の人」には想像できない素晴らしさ、命の輝きをもっている人たちのお話がきけました。
古代文明で、不思議な能力がなければありえないわれていること、その能力を「いわゆる障害児」がもっているというお話。言葉が理解できないと思っていた子が、心が通じると、素晴らしい不思議を見せてくれたお話。重度の脳障害をもって、現代医学では改善できないといわれている人が、改善できること。植物人間と言われた人を回復させる可能性を「白雪姫プロジェクト」で紹介していることなど。
そして、どんな人も必ず生まれてきた意味があり、存在している意味があることを伝えていました。
古代文明には「祈り」の場所が必ずあるそうです。人は祈ることによって、無限無償の愛や、人に対する優しさや、共に生きることの大切さを共有してきました。
経済優先の現代社会ですが、もう一度その原点に帰りたいと思います。
映画の最後に、筑波大学名誉教授村上和雄氏が、「生き物の設計図である遺伝子の基本構造は、バクテリアから植物や動物、人間にいたる地球上のすべての生物で同じである」とお話しされていました。
人間は今、人間の都合で遺伝子をいじっています。医学や作物の分野で、研究は必要です。しかし、人間の都合で必要ないとした遺伝子が、大きな生態系の中で、必要かもしれないのです。
そんな、色々なことを感じられたひと時でした。
伯母の見舞い「お蚕の話」
今月95歳になる伯母を見舞ってきました。
「ああ、かずこちゃん、来てくれた!嬉しいよう!」と、笑顔で迎えてくれる伯母をみるたびに、私も、いつか見舞いに来てくれた人を極上の笑顔で迎えられるようになりたいと思うのです。
伯母は、もう、同じことを何度も何度も繰り返す状態になっています。
人生の中で、本当に印象深いことだけが、鮮明に浮かび上がってくるのでしょうか。
自分の意志が薄らいでいくときに、苦しみや憎しみではなく、楽しい思い出、美しい思い出に彩られるように、日々、心の修行を積まなければと思っています。
今日の伯母の話で興味深かったこと。
「おばあちゃん(伯母の母親、私の祖母)は、お蚕を飼うのが楽しいっていってた。これだけは、女が現金をもらえる仕事だからだって」
昔の女性はすごいなと思いました。
「NR・サプリメントアドバイザー」レベルアップセミナーに参加しました
久しぶりに、東京でレベルアップセミナーを受けてきました。
4時間びっしりの講義でしたが、大学教授からの専門分野の最新情報と、最前線で活躍している医師、管理栄養士、薬剤師の方たちの質問とで、熱気のある会場でした。
「肥満に関連する遺伝子多型と食品成分の影響」の講義の中では、肥満は遺伝的要因はあるものの、特殊で重篤な単一遺伝子病と違い、多くの場合、遺伝子的要因だけで病気を引き起こすわけではないことを説明されていました。
やはり、生活習慣の改善(食生活、適度な運動、適度な睡眠など)が大切とのこと。
野菜を食べることを推奨しているが、食物繊維の視点で見ると、野菜の摂取量はかわっていないが、穀類の摂取量が昭和40年代の半分になっているので、食物繊維の摂取が減っているとのこと。
機能性食品として、特定保健用食品の関与成分は、色々な試験を経て証明されているが、たとえば白米と大麦を半々にしたご飯を食べると、同じような内臓脂肪の低減効果があるとか。
全粒穀物は、脂肪の燃焼を助けるし、高血圧も改善するとのことです。
また、体重減少に影響を与える食物繊維は、水溶性のものがよいので果物のペクチンも効果があるとのことでした。
しかし、ビタミンB類やビタミンCが不足しないためには、生野菜をたくさん食べることも必要。
カルシウムをしっかり取ることも、エネルギー代謝のためには必要で、サプリメントにたよるより乳製品の方が好ましい。
などなど、色々なお話がありましたが、一つの効果を求めて偏った食事をするのでなく、穀類(主食)を中心に、野菜や魚や乳製品も含めてバランスよく食べることが大切。そして、食事は「単に血液内に栄養物質を投げ込めばいい」というものではなく、「食事をすることは楽しいことであり、その人と一緒にいることで安心感や気持ちの安らぎを感じる愛着が育まれる、愛情の代償物としての象徴的意味がある」という言葉が、私がいつも伝えたいことだったので、とても印象的でした。
富士宮の熱い生産者と交流
今日は、富士宮の以前から交流のある「熱い生産者」を紹介したく、案内してきました。
いでぼく、青木養鶏、桑原さんの富士あさぎり農場、富士山岡村牧場、くぬぎ養鱒場。
みなさん、ご自分の仕事に信念を持ち、鶏でも豚でも牛でも虹鱒でも、それぞれが、本当に日々研究に研究を重ね、たとえ最終的に命をいただくとしても、それまでを大切に大切に育てているのです。
いつも、生産者の方々の熱い思いを伝えたいと思いますが、やはり現場をみることが一番近道です。そうはいっても、見学者をむやみに受け入れることはできないでしょうが・・・
でも、食べるとわかるのです、その価値が。
地元の消費者に、もっともっと知ってもらい、地域の消費者が、この素晴らしさを理解して応援できるようになればいいなと、いつも考えています。
そのために、私は何ができるのだろうと・・・
ネット関係に未熟な私は、写真を携帯からパソコンにメールして、その写真はFBでアップして、文章はブログで、という我ながらややこしいことをしています。
関岡英之氏による講演「TPP交渉参加は何を意味するか」に参加
TPP交渉の何が問題か?
農業分野、食の安全、医療分野など多方面での影響が懸念されますが、一番危険なことは「ISDS条項」
「ISDS条項」を受け入れてしまうと、米国政府でなく、米国の民間企業でも、日本の政策に対して、変更を迫ることができる。なんでもありの条項で、国際ルールといいつつ、米国の大企業だったり大規模農家(米国の農家のわずか3%しかいない、農地2500haを有する特大農家)だったり、巨大な勢力を持つ一部の人たちに都合のいいルールをたてに訴えられ、一審制で敗訴すると従わなければならない。
心配される例として、日本で行っている農薬やホルモン投与の制限、遺伝子組換え食品の表示、牛のトレーサビリティーなどの政策に対して変更を迫る。保険外診療の拡大により国民皆保険制度が崩れるなどがあります。
民主党政権はTPP賛成でした。安倍政権は聖域なき関税撤廃など6項目の条件を出して反対していましたが、結局、安倍・オバマ会談で参加表明しました。
自民党でも民主党でも、TPPが国益になるか真剣に考え反対している人もいます。
7月の参議院選挙では、政党でなくTPPの考え方に賛成できる個人を選んで投票しましょう!
この選挙が、最後のチャンスかもしれません。
5年後、10年後の日本を考えて、必ず投票しましょう!!
アベノミクス農業政策
農業を強くする。
商品として、どんどん輸出して農業者所得を2倍にする・・・
本当にそれでいいのでしょうか?
今でも日本は、カロリーベースで60%を輸入しています。
その日本が、自国の農産物を輸出?
私達日本国民は、何を食べるのでしょう?
輸入食料に頼っていると、国際紛争の時には、食べ物が武器と同じくらい脅威になります。「いうことを聞かないと、食料を輸出しないぞ!」と脅かされる恐れがあります。国の安全保障にもかかわることです。
それ以前に、そもそも食べ物を商品としてだけで判断していいのでしょうか?
食べ物は、私たちの命をつなげていくために絶対必要なものです。それは、ただ、カロリーとか栄養素とかの問題ではありません。
循環型の農業があって、自然が守られ、自然があることで私たちは本来の人間としての心と体のバランスも取り戻すのです。
経済活動は大切です。でも、経済最優先ではなく、持続可能な社会をどうやって作っていくのか、そのために、どこからのお金をどこに手当てしていくのか真剣に考えていきたいです。
私たちは、耳触りのよいキャッチフレーズだけに踊らされないで、物事の根底にあるものを見分けられる力をつけなければなりませんね!
少子化対策で「女性手帳」?
政府の作業部会で、少子化対策のために「女性手帳」を検討しているという。
女性が晩婚になったり、子どもを産まなかったりする原因は、働きながら出産し、子育てをする社会環境が整っていないからであって、女性が無知だからではない。
独身男女の90%以上が、結婚も望んでいるし、子どももほしいと思っている。
しかし、とくに女性は、出産で仕事を休むことは会社での居場所を失うことになり、再就職しようにも子どもを安心して預けられる保証がないので、出産を機に60%の女性が仕事を辞めざるを得ない。
夫も仕事で拘束される時間が多くて、家事や育児に参加するゆとりが持てない。
ノルウェーでは、夫婦で合わせて47週間の育児休暇がみとめられ、しかも給与は100%国が保証している。育児休暇後の降格は法律で禁止されているので、安心して職場復帰できる。就労時間も男女とも8時間を超えることが無いので、家事も育児も協働作業でき、仕事人間でなく家庭生活も楽しめる。
GDP(国内総生産)も日本が25位なのに、ノルウェーは5位だ。
そして、若い時に出産しても、それで就職に不利になるのでなく、子育ての経験もスキルとして評価されるそうだ。
社会全体で子育てをする仕組みを、まず作ってほしい。
そのためには、もっと現場の苦しみを知っている代弁者を有識者として選んだらどうだろう。
そして、若い世代が夢の持てる社会になってほしい。
富士市浮島ヶ原自然公園に行ってきました
町内の有志で、富士市の公共施設見学に行ってきました。
見学コースの最後が、浮島が原自然公園でした。
たまたま、自然観察の会の山田高先生がいらして、公園内の植物の話をしてくださいました。
絶滅危惧種の植物が、この公園に何種類もあり、適切な管理をすることで増えているものもあるそうです。
人間が自然に手を入れてしまったら、適切に手を入れ続けなければ、かえって自然が荒れてしまうそうですが、先生のお話もそういうことかと思いました。
人間も、自然と調和しながら生きていかなければ、やがて人間自身の居場所もなくなるだろうと危惧している私です。
当たり前のことのようですが、経済を優先すると、そこのところが見えなくなってしまうのでしょうか?
ラジオfに出演します
富士市のラジオfに出演することになりました。
4月から10月まで、月1回です。
4月は24日(水)の11時から、15分間です。
3月の「全国有機農業者と消費者の集い2013in静岡」にむけ、私が代表である「富士市学校給食を考える会」の28年の活動はまとめましたが、今回は、自分自身のプライベートな過去を振り返る機会になりそうです。