疑心暗鬼と明鏡止水の巻 | ogricat-creationのブログ

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趣味の写真と、包丁を研ぐことなどを書いていこうと思います。
カメラはソニーのα7Ⅲを使用しています。

人造名倉ですが、使い方一つでとても有効だと思います。
人造砥石「成 3000番」に6000番の名倉を掛けて菜っ切包丁を研いでみました。元々そんなには荒れてはいませんが、1週間ほど使用したでしょうか。(とは言っても普通の感覚では2日程度でしょうか。包丁がたくさん有るためです)
3000番自体が人造砥石ですから良く研げるのですが矢張り反応が良く成る様に感じます。しかし、3000番の中砥石は便利ですね。2000番だと研磨力が有りすぎます。3000番だと丁度仕上げの前には絶好です。青砥などと同じですが人造砥石は反応が早く一度使うと楽なため天然に戻れなくなりそうです。
菜っ切ですが、青砥(普通の硬さ)に8000番の名倉を掛けて菖蒲谷(普通の硬さ)に20000番ののち刃付けをして完成です。
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下が菜っ切(重房)の刃先です。切れ味も良いと言えます。

 

薄刃は天然砥石のみで研ぎました。青砥(硬さ普通)に6000番、青砥(硬め)に10000番、菖蒲谷に20000番です。最後にハッカ山で切り刃と刃を付けました。下の写真が出来上がりです。

一番伝えたいことはこの2本合わせて20分程度で研ぎ終わりました。薄刃は小さな欠けもありました。何時もより欠けが小さくなるのが早い事を実感しながら研ぎました。

 

こちらは今朝研いだ銀三です。(上の2本は昨夜です)
前回研いで綺麗ですので今日は仕上げのみです。
菖蒲谷に6000番の名倉を掛けて研ぎ、同じ石に8000番を掛けて研ぎました。次に10000番を掛けてから、最後はハッカ山に変えて名倉無しで仕上げました。

切れ味も良いと思います。下の写真は昨夜の夕飯の時ですから前回付けた刃となります。(研いでから3度めの使用です。切れるので銀三を使うようになりました)

 

盛り付け以前の問題ですが、「あまり気にしないでください」

カンパチです。新鮮で硬い身でした。

 

 

ヒラメですが薄造りです。

 

北海タコです。

其々切っただけですが、私の銀三とは思えない様な切れ味です。
確かに購入時
    「白、青、銀三って切れ味はどうなんですか?」
店員さん「同じです」
そんなものかと疑心暗鬼を生じましたが、確かに
今日 私「対して変わらないですね」
明鏡止水の心持と成ります。 

追加です
この日の夜、全て銀三で切りました