醤油も手作りができるんだと知ったのは2,3年前のこと。
材料は大豆、塩、醤油麹、水、でできます。
工程は味噌に似たところもありますが、最後、絞るのに道具がいり、絞り師さんなる人がいます。
伊那谷にお二人いて、岐阜や愛知にも行くそうです。
材料を混ぜて暖かいところで熟成させ、11月に絞ります。
この間約1年弱ですね。以前12月に絞りの日としたらその日が吹雪で道が凍結、
絞り師さんの車が上がって来れない、なんてこともありました。
清内路班だけの苦労(-_-;)(苦笑)。
絞り師さんの腕の見せどころは、熟成させたしょうゆの素に水を加えて、
大豆の旨みを無駄なく引き出す濃度にして絞ることです。
一番最初は「薄めてしまうの?」とびっくりしました。
月に1回の天地返しの日、地区の小学3年生が社会見学に来てくれました。
はい。3年生は4人です。
前回の天地返しで外での熟成はいいだろうと施設の中に入れました。
左の樽がお醤油です。
せっかくなので、お醤油のつくり方をお母さんがレクチャー。
これはお醤油が見てきた景色。
場所は清内路健康の森。 天然酵母のパン屋さんもありますよ。
発酵が進むようにビニールハウスに入れていました。
天地返しとは、同じ樽を二つ用意してもう一つの樽にやさしく移し替える作業です。
麹は生きているので丁寧に扱うこと、作業する人の気持ちが伝わりそれが味にも影響するので、感謝の気持ちで作業をすることを気をつけています。
清内路班は7軒で1.5樽作っています。
絞り師さんは発酵の様子でどんなグループが、どんな気持ちで醤油を扱っているかわかるようです。すごいですねーーーー!
今回うちのお醤油はこどもパワーが入りましたよ。
大豆が発酵されている様子の写真を撮り忘れました(-_-;)。
来月頭にはもう絞り作業です。
最後にお醤油の栄養や効能について。↓ 長いです。
http://blog.goo.ne.jp/skrnhnsk/e/2c5ad25b2fc931cbe92952af69ff2b34
初めて知ったときはびっくり仰天でした。
大豆と麦(醤油麹の原料)の栄養が丸ごと入っていますからね。
手作りしょうゆは火をいれ、一升瓶にいれて保存しますが、麹が生きているので
お酒の蓋をしているとポンっと蓋が飛んでいってしまいます。なので紙で蓋をします。
普段使いでありがたみが薄れていました。
そういえば、出来立ては香りと風味がよくて、醤油かけご飯がご馳走でした。
しょうゆの濃さにもよるのですが、1本1300円くらいの実費です。
高い?安い?
今年はなかなかみんなで集まれる日がとれなくて、
バラバラしていたのが味に影響するでしょうか?
秋は楽しみが多いなー。
10月14日は下清内路花火ですからね!
水の地に火の祭り。
こうして陰陽のバランスが取れているんだなと感じます。