イメージ 1

☆★☆★☆『かようびのよる』ディブィッド・ウィーズナー/作 当麻ゆか/訳 福武書店
『かようびのよるに何かが起こる・・・・』
 火曜日の夜にいったいぜんたいどんなことが起こるのでしょう。なんともミステリアスで、不思議なお話。というか,ちょっと怖いです。そして,このウィズナーさんの絵本は,どれもこれも芸術作品のような美しさです。ほとんど絵本の中に言葉はありません。読者が想像して楽しむというわけです。そして,微妙に細かいところまで,ネタを仕込んでいるので,それをじっくりと探してみるのもオススメです。

 子どもたちには大受けです。とにかく言葉がほとんどない絵本なだけに,絵を見て自分で想像する楽しみがあります。昔,雰囲気を出そうと理科室を暗くして,ロウソクを何本か灯して読んだこともありました。あと,ボクの経験では,どちらかと言えば低学年よりは高学年の方が受けがいいです。これは是非とも大人の人にも読んで欲しい作品です。