よく考えると「脳科学者」というよくわからない肩書きの茂木健一郎さんですが、今回のコロナとオリンピックを絡めて、「来年も開催できなかったら、オリンピックどころではなく人類の文明が危機に瀕する」と、完全に矛盾してる発言をされていました……。
と、私が思うには、そもそも言い方は悪いかもしれませんが、オリンピックって国によっては大きなイベントではあるものの、これはビックリするくらい「オリンピック?何それ?」という国も実は結構あるということ。
比べるものではありませんが、例えばW杯の方が、オリンピックの何百倍も大きいイベントの国もある。
今はどうかわかりませんが、昔オリンピックの開催中にアメリカの田舎に10日間くらい滞在していましたが、まあテレビはもちろん、新聞でも小さく扱っているだけでした。そんなもんですよ、オリンピックなんて。利権大好きな政治家がいる国~大好き、なだけ。
と、茂木さんの「人類の文明が~」ですが、私はそうは思いません。
そもそも文明ってなんなのでしょうか?
文明の定義なんて世の中に存在しないんです。常に壊れては生まれてくるもの、そのものを「文明」と呼ぶから。
そして、飛行機事故のように、もちろん起こってほしくはないですが、実際に起こるからこそ、「じゃあどうしよう」と機体の構造や人間の関わり方が改善されていくもの。必要悪ってものが存在するんですよね。
なので、ある意味では「コロナ」も人間が生み出した(生物兵器とかいうつもりはありません)文明の一つ。
これに人類が立ち向かっていくこと自体が「文明の進化」な気がします。
つまり、茂木さんが仰るように、「文明の崩壊」なんて極論ですが、地球に巨大隕石が衝突して一瞬で消え去るなど以外ないと思っています。茂木さん、ちょっとズレてるなあ……。
私、今後肩書きを「脳科学者を疑う脳科学者」にしようかしら……。