先日、足立区の住民さんと警察の方々が一緒になって、自転車に施錠をしましょう! というパレードがあったというニュースを拝見いたしました。

が、この自転車の施錠の条例というのは、自転車の持ち主に施錠の義務を課すものでして…これってなんか違うと思ってしまいました。

これ、極論ですが、自転車を盗むほうには特に条例は課せず、持ち主が鍵をしないのが悪いんでっせーという事ですよね? うーん…。


こんなことは思いたくありませんが、自転車に鍵を装着するのって無料ではなく、その設備投資にお金がかかるわけですよね。

それを区民に条例として半強制するって…もしかして、警察の利権、収入源先として自転車の鍵に目をつけたってことじゃないですよね…。

だってね、これで本当にもし自転車の盗難が大きな問題になっていて、区がなんとかしよう! と考えているのだとしたら、区が税金で鍵の料金を負担するとか、「盗む側」への語りかけを先にするべきなんじゃないでしょうか…。

正直、もちろん深い事情はわかりませんが、私でももっと良い盗難防止の案が5個くらい浮かびます。

このパレードになんの意味と効果があるんだろう?

本当に費用対効果を考えて区の税金を使っているのか謎。

と、最後にこういう盗難の犯罪というのは物理的な部分に行き着くのですが、これは例えば映画オーシャンズシリーズでもわかるように確実にイタチごっこです。

セキュリティが強化されればされるほど盗まれにくいのはもちろんですが、自転車の場合正直限界があります。

それは鍵の形状とかだけの話ではなく、自転車というものにかけるお金の問題も含めてです。

例えば、8000円で買った自転車に5000円くらいするカギを付けるのってやっぱり人情として勿体ないと思ってしまうんですよね。

そして、それを盗まれた時のがっかり感も深い。
だったら鍵は最初からある程度適当でいいやって考えてしまう。

そう考えていくと、この足立区の自転車鍵パレードはますます不可解に感じてしまうのは私だけでしょうか?

 
 
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