就職にあたり、面接は志望する企業と顔を突き合わせてお互いを知ることが出来る貴重な場。特に面接される立場となると、その重要性は計り知れない。面接の内容もさることながら、面接会場に行くまでの過程や“来訪時間”も、受験者にとっては長年の悩みの種となっています。というのも、企業によって良しとされる来訪時間が異なるためです。様々な企業の面接や説明会に参加した新卒予定学生曰く、最適とされる来訪時間は“面接の10分前”というのが今のセオリーらしいです。たしかに、15分では早すぎて、5分ではあまり余裕がないような印象がありますね。しかし、企業の規模によってもこの答えは少し変わってくるようです。大手企業ともなると、面接会場が同じビル内でも受付から到着までに5分以上かかることもしばしばあります。また、様々な採用枠を用意している場合、受付でも人事担当者との確認や連絡に時間が掛かかる。扉を開けたらすぐに面接会場へ通されるような小さなオフィスの場合は10分前でも良いとは思うが、大規模な敷地をもつ企業の場合は15分でも余裕がないかもしれない。では、そのさじ加減はどのようにすれば良いのか、最も分かりやすいのは、事前に会社の外観を下見に行くことでしょう。まず警備室から入り口までの距離感、インターネットなどで受付の有無や位置関係なども調べることができます。社内の詳しい地図などは難しいとは思うが、縦に長い場合はビルの何階に面接会場があるのか、敷地面積が広く建物を数個所有している場合はどの建物が会場を有しているのかを調べておくに越したことは無いでしょう。そう考えると、やっぱり30～60分前に現地付近について下見や化粧直し、一息ついて余裕を持つなどが大事でしょう。
メールや履歴書では偽れない人間性を見るための面接では、そういった配慮も評価対象であることを念頭に、これから面接を受ける方には、悔いのない面接ができるよう十分に事前準備をおこなって欲しいと思います。
但し、これは面接のときのお話です。お客さまへのアポイントがあっての来訪などは、役属した時間丁度にいかないと失礼になります。余裕を持って10分前に来られても、先方は約束の時間まで別の商談をしているかもしれないので、遅いのは論外・早いのも失礼になるわけです。
----------------------------------------
----------------------------------------