褒め言葉を受け取ることであなたの世界は拡がっていく | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

褒め言葉を受け取ることであなたの世界は拡がっていく

みなさま、こんにちは。

カウンセリングサービスの松尾たかです。

 

毎週火曜日は「うまくいくコミュニケーション」というテーマで、

4人のカウンセラーがお届けしています。

 

★火曜日のメンバーは、こちら

優木るな

成宮千織

大麻織江

 

そして、私、松尾たかです。

 

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5月も終わりに近づき、雨の季節へ移り始めていく頃となりました。

時にはお天気に気分が左右されることもあるかもですが、

あなたが心地よく、気分よく過ごすためにも、

自分自身の様子を気にかけてみてくださいね。

 

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「その色、似合いますね。」

「あなたは優しいですね。」

「周りのことを常に気にかけて凄いですね。」

「行動力がありますね。」 

「仕事が早いですね。」

 

誰かがあなたを褒めてくれた時、あなたはどんな反応をしていますか?

「そんなことないですよ。」とか、

「たまたまですよ。」なんて言っていませんか。

 

褒められる経験がこれまであまりなかったとしたら、

どう反応していいのかわからず戸惑ってしまうかもしれません。

 

あるいは育った環境によっては、いつのまにか「自分はダメな人間」と思い込んでいるとしたら、

「そんなことありません」と全力で相手の言葉を強く否定してしまうかもしれません。

 

日本では長らく「謙遜は美徳」という風潮があったので、

褒められても「ありがとうございます」と素直に受け取るよりは、

その褒め言葉を一旦否定してしまうような対応になりがちになるように私は感じています。

 

私たちは誰かに褒められた時、どんな気持ちになるのでしょうか。

 

褒められると、嬉しいけど恥ずかしい、

どんな顔をしていいかわからない、

相手は本当にそう思っているのかしら・・・? 

鵜呑みにしたら笑われる?馬鹿にされる?

 

そんな気持ちが私たちの中には沸き上がってくるようです。

 

++

 

もしあなたが、誰かからの褒め言葉に対して、

「そんなことはありません」と返しているなら、

それは相手の褒め言葉を拒絶していることになってしまいます。

 

もちろん、そう反応してしまうのには理由があります。

 

「あなたは可愛い方ね。」と言われても

もし、小さい頃に誰かから「可愛くない」と言われた言葉が心に残っていて

あなたが「私は可愛くない!」と自分自身がいつのまにかそう思い込んで(決めつけて)いるなら

相手の褒め言葉を本当だとはすぐには思えないでしょう。

 

「いつもテキパキと仕事を片付けますね」と言われても、

自分としては「テキパキ仕事を片付けるのは当たり前(最低限)のこと」と思っているなら、

それが出来ている自分をすごいとは思わないので、「そんなことないですよ。」という返答になってしまうかもしれません。

 

このように私たちはいつのまにか、「自分はこんな人」とか、「これは〇〇であるべき」というように

自分自身を自分の決めた(思い込んだ)枠や概念に捉われていることがあります。

 

その枠や概念を変えるきっかけとなるのが人からの褒め言葉でもあるわけです。

自分では思ってもみなかった言葉が人からやってくるのですからすぐには受けいれられないかもしれません。

 

けれども、「他の人からはそう見えるのかもしれない。(私には絶対思えないけど・・・)」

と思うことで、自分の決めた枠から踏み出す一歩になります。

 

私の話をさせていただくなら、高校時代のアルバイトをしていた時のことです。

私は小さいころから無口で人と話すのは苦手、自分から行動する勇気はなくて授業中に手を挙げて答えるなんてことは絶対にできないような子でした。小中高とそんな感じでした。

でも、友達に誘われて高2の頃スーパーの中にあるパン屋さんでアルバイトを始めたんです。

パンを陳列したりレジを売ったりとお客様相手にドキドキしながらバイトをしていました。

店長は厳しくて細かなことを言う人でしたが、そんな店長が私を褒めてくれたのです。「よう気がつくな」って。

 

私としてはしっかり仕事しないと怒られるとか、ダメなヤツと思われると思っていたので、ビックリすると同時にとても嬉しくて、その言葉のおかげで「もしかして私にも出来るのかも・・・。」なんて気持ちになれたのです。もっと頑張ろうって気になったわけです。

 

今振り返ると、私は素直に店長からの褒め言葉を受け取って、自分という枠を少し拡げたのだと思います。 

(私はこの店長との出会いがなければ今の私はなかったくらいに思っています。)

 

私たちは誰かに褒められた時、想定外の褒め言葉をもらうと無意識に否定したり拒絶しがちです。

それは自分の中にその発想がないからなのですが、自分ではそう思えなくても人からはそう見えるのかもしれないと一度は思ってみることをおススメします。

 

自分ではうじうじ悩んでしまう私なんてと思っても、人から見ると思慮深い人と見る人がいるかもしれません。

自分にとっては当たり前に容易くできてしまうことは、人から見ると凄いこと(才能)のように見えることも多々あります。

 

あなたが思う自分自身と他人からみるあなた自身にギャップがあればあるほどあなたの世界は拡がっていく可能性があると思うと、ちょっとワクワクしませんか。

 

最初は相手の言葉を信じられなくて受け取れなくても大丈夫です。

相手からの褒め言葉を全否定してしなければOKです。

 

「もしかしたら、そうなの・・・かな?」「そうなの・・かも?」と、自分の思い込み(決めつけ)に?(クエスチョンマーク)をつけることが出来れば第1ステップはクリアです。

 

相手からのプレゼント(褒め言葉)をそのままゴミ箱へポイ、なんてことは相手にも失礼です。

とりあえず「(伝えてくれて)ありがとう」と思ってみましょう。もし伝えられるならぜひトライしてくださいね。

相手もあなたに受け取ってもらえたと思うと嬉しい気持ちになりますよ。

 

あんな要素もこんな要素も自分の中にあるのかもと思って、自分自身の可能性をどんどん見つけてあなたの世界を拡げてみてくださいね。

あなたの幸せがますます増えていきますように。

 

最後後までお読みいただきありがとうございました。

 

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次回の火曜日「うまくいくコミュニケーション」は

優木るなが担当いたします。

どうぞお楽しみに。

 

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