「何をしても怒られる、怒らせてしまう」という呪い | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

「何をしても怒られる、怒らせてしまう」という呪い

 

 

ご覧いただきありがとうございます。
カウンセリングサービスの優木るなです。


毎週火曜日は「うまくいくコミュニケーション」をテーマにお送りしております。
よろしくお願いいたします^ ^

 

火曜日のメンバー

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大麻織江カウンセラー
松尾たかカウンセラー
優木るな

 

 

 

 


何もしていないのに怒られる
頑張って何かしてみたら尚更怒らせてしまった
慎重にやったら、それでも怒られた
いつも必ず怒られてる、絶対に怒らせてしまう


かつての私が抱えていたコミュニケーションでの悩みです。


学生時代はもちろん社会人になっても「なんかいつも私だけ怒られてるし」と悩んではプチ不登校や出社拒否、転職を繰り返していました。


そのおかげで経験業種の数は負けない自信があります。
しかし勤務日数がどれも1ヶ月、最短2日なので全く自慢になりません。

話が脱線してしまいすいません。



今回のアメブロでは、「何をしても怒られる、怒らせてしまう」という悩みから得た学びと自分自身にかけていた“呪い”について書かせていただきました。

 

 

 

身構え




何をしても怒られる、怒らせてしまうことで悩んでいた当時の私は常に“身構えている”状態でした。

身構えている、一体どんな状態なのか。


経験業種豊富、転職回数豊富の私は転職のたびにこんなことを思っていました。

「前回の職場では怒られたし、嫌われたし、社員食堂に行きづらくてトイレでお昼ご飯食べてたからから、次はなるべく怒られないようにしよう。」

なるべく怒られないようにしよう。
なるべくって時点で「少しは怒られる」という未来予想があるわけです、すでに。

怒られるという前提のもと身構えている。



そこにプラスして。

誰と関わる時も「怒られないように、怒らせないように」と身構えていました。

怒られないようにしよう、怒らせないようにしようという気持ちがあるとき、思いとは裏腹に相手のことを怒らせるらしいのです。

意地悪な見方だなと思うのですが、相手のこと怒る人として見ていると言い換えることができます。


相手は怒る人だと身構えている
あくまで無意識的にです。


相手のことを怒る人として見ているということを書いていると、悩んでいた当時の感覚が湧き上がってくるのですが...。


そんな嫌な見方はしてないし、じゃあ私が悪いってこと?と責められているように感じていました。



ですが実際に...。

私自身の行動や振る舞いを思い返すと、身構えて相手と関わるので腫れ物に触るかのように接したり、怒らせないように変に気を遣ったり、その場をやり過ごすために取り繕ったりと、相手を怒る人として捉えたことで怒らせてしまったことが多々あったのです。



さて、ここからが本題です。


どうして身構えなければならなかったのでしょう?
どうして自分は怒られると思っているのでしょう?
どうして相手を「怒る人」と捉えてしまったのでしょう?


私の実体験で行くと「前職で怒られたから、怒らせたから」というのが理由です。

ではまた遡って、前々職ではどうでしたでしょうか?
当然ながら同じような理由で辞めています、その前も、その前も、その前の職場も同じく。


そして振り返ると学生時代も悩んでいました。

こうして振り返っていくと、家族との関わりに“始まり”があったことに気がついたのです。

 

 

家族

 

 

家族というのは私たちが生まれて初めて密に関わるコミュニティーです。
家族との関わりから人を学び、人とのコミュニケーションを学び、生き方を学びます。


アメブロや私のカウンセラーブログでは度々書かせていただいておりますが、私の家族は24時間365日怒っていました


家族が家族の誰かに怒っている時もあれば、一人でイライラしていたり、職場の人や店員さん、商品、サービスなど家族以外に怒りを向けていることもありました。



幼子の私は大人の背中を見てこう学んだのでしょう。

「みんな超絶怒ってる!人は超絶怒るもんなのか!」

怒り怒られるコミュニケーションが“あたりまえ”だと知ったのです。



それに加えて、怒りは幼子の私の身にも降り掛かります。

「お母さんがめっちゃ怒ってきたってことは私が悪いんだ。」
「理不尽に怒られてる気がするけど、親の方が正しいはず!」
「私は怒られる、私は悪い子なんだ。」

身を持って体験し、自分は怒られるにふさわしい人間であり、自分は相手を怒らせる人間なのだと学ぶのです。



そして、こんなことも実感します。

「大人って怒る時は私のこと、超見てくれる!」

24時間365日怒っていた家族は仕事やら慣れない育児や子育て、金銭的なこと、将来のことでいっぱいいっぱいだったのかな?なんて思います。

そもそも自分のことで限界だったのかも知れません。

忙しない家族なので、幼子の私としては「もっと見てほしいのに!全然見てくれない!」と、寂しさや怒りを覚えます。


幼子の私、こんな裏技を覚えるのです。

怒る時だけは私に必死になってくれる!
私に注目してくれる!


ってことは、怒られると見てもらえるんだ!

なんという悪循環、最悪の流れです。

人に見てもらうことを目的に人を怒らせる振る舞いをし尽くすのです。

やり方は家族を見ているので熟知しています。

我ながら本当に最悪ですね。

親は本当に大変だったと思います。
幼稚園や小学校の先生に何度も何度も困ることをしては毎度怒られていました。
今振り返ると申し訳なさしかありません、全くもって迷惑な児童でした。


家族との関わりに始まりがあったと分かったところで、じゃあどうすればいいのという話になります。


 

呪いと事実と未来

 

 


過去を変えることはできないし、戻ることもできない!
 

あの時に親がこうだったら!

私はこんなに人間関係で悩まずに済んだのに!

こんな家に生まれたくなかった!

 

母を筆頭に家族を呪ったことが何度もありました。



ですが、です。


私がなによりも呪っていたのは自分自身だったのです。

どうせ私みたいな人間は怒られる。

人とのコミュニケーションが怖い。

私は人を怒らせる人間なんだ。
怒られることが当然だよね。

だって小さい時から怒られてたし。

 

まともな人間なんかになれるはずない。

あんなに怒っていた家族、私にブチ切れてきた上司や同僚、先生、同級生、その誰よりも私が私に怒り、自分を否定していたわけです。

憎たらしい事実です、本当に。


しかし。


その事実に気づいてから、不思議なことが起こり始めます。

なぜか、関わる相手が怒ることが減ったのです。
それに比例して怒られることも減っていきました。

きっと私の何かがどっかで変化して相手を怒らせることが少なくなったのだと思います。

正直、変化しようと努力したわけではありません。
「人生かけて自分を呪い続けた」という事実に気付いただけです。


ただ気付いただけにも関わらず、
相手を腫れ物扱いすることが減ったり
「相手はどうせ怒る!」という思い込みが緩んだり
と、心持ちが変わり始めたのです。


すると振る舞いも変わっていきます。


相手に対する身構えと気遣いが緩和されたり
相手の気持ちを逆撫でしなくなったり
相手の下に入ることが少なくなりました。


振る舞いが変わると、人生が変わります。


自分が思っても見なかった未来が訪れるのです。

新たな出会いが起こったり、今繋がっている人との関係性が変化したり、思わぬ物事が手元にやってきたり。

 

 

人の数だけ未来があり、変化によって訪れる未来は想像を超えるのです。


あの頃の私がまさかカウンセラーになって、こんな内容を書くなんて思いませんでした。
それもまた、思っても見なかった未来が訪れていると言えます。


今回何を書こうかと悩んだ時、ふとコミュニケーションがつらくて仕方なかった当時を思い出したので書かせていただきました。


ここまでお読みいただきありがとうございます。
皆様のコミュニケーションが軽やかで楽しいものになることを応援しております。

 

 

 


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