父親との問題の難しさ | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス
2018-04-23 12:00:00

父親との問題の難しさ

テーマ:仕事の心理学
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こんにちは。カウンセリングサービスの山根しんいちです。

毎週月曜日に、山田耕治カウンセラーと隔週交代で、「仕事の心理学」をテーマにお届けしています。

今回のテーマは、「父親との問題の難しさ」です。

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前回の記事では、かつてのわたしが感情を感じられなかったことを書かせていただきました。

思い起こしてみれば、感情を感じられなかった他にもいろいろな症状がありました。

その中でも1番嫌だったのが、小学生の頃から度々経験していた、ある感覚でした。

初めてそれを経験したのは、小学6年生の時。学校の講堂で遊んでいた時のことでした。

講堂の何重にもなっていたカーテンの間をかくれんぼするように走り回っていた時に、突然やってきました。すべての感覚が少し距離を置いて存在しているかのような、見ているもの、聞いているもの、触れているものが、どれも他人の感覚を離れたところから感じているような奇妙な感覚。

その感覚はあまりにも気持ち悪く、なんとかしたいと思ってもどうにもできず。ただひたすらその感覚が消えるのを待つしかできませんでした。何時間かすると、元の感覚に戻ります。そういうことが年に何度か。あるいは、何年かに1度ありました。

それが、離人感というものだということを知ったのはつい最近のことでした。

最後にその症状があったのがいつだったのかは、もう覚えていません。少なくともセラピーを受けるようになって以降は出ていないと思います。

この症状の原因と考えられていることの一つに「身体的虐待を受けた」ということがあるようです。わたし自身は「虐待」という言葉はあまりピンとこないのですが(昔はそういうものが当たり前のように考えられていましたから)、今客観的に考えてみると「身体的虐待」と言えるものがあったことは確かです。

父親から激しく叩かれて家の外に放り出されるということがあり、これがこころの中にかなり大きな傷となっていたようです。

そういう経験をしていると、先生と呼ばれる人や会社の上司など、自分よりも力を持っている人、権威者との関係がうまくいかなくなります。これは人生において、とても大きなハンディキャップとなるのですね。

幼少期の父親との関係においては、まさしく被害者と言ってもよい状況だと思います。ところが、問題なのは成人してからもその感覚を持ったままになってしまうことです。

幼少期の両親の存在は、自分にとって「世界」そのものであったわけです。両親に対して感じていた感覚は、その後、世界や社会に対して感じるものとなっていきます。

すると、上司からひどいことをされているような感覚を持ってしまったりします。ところが、実際の上司の側は、そんなにひどいことをしているつもりがなかったり、あるいは、場合によってはそんなことをするつもりがないようなことを気づかない間にしてしまったりということが起きます。当然関係性はよいものにはなりにくくなります。

この問題の難しさは、自分にとってのカウンセラー、セラピストも自分から見れば権威者となるというところにあります。自分の中の問題を癒すことも困難をきたすわけです。

わたし自身、自分の中のこの問題を完全に解決できたかどうかは、まだ怪しいです。ただ、自分の周りのいろいろな状況が変化していっているところをみると、よい方には進んでいるのだろうと思います。

あなたが父親との関係についての問題を抱えていらっしゃる場合は、同じように解決の難しさを感じていらっしゃるかもしれません。それは、カウンセリングをいざ受けることへの抵抗感となって出てきたりします。被害者の感覚を取り除いていくのも、一筋縄ではいきません。

それでも前に進みたいという方は、応援させていただきたいと思います。

では、また次回をお楽しみに。

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