1.「部下が全然成長しない」と感じているあなたへ
「部下が全然成長を実感してくれない!」と悩む上司の竹内さん。
頑張って教えてるのに、いつまでも「私、何ができるようになったんでしょう?」って
顔されると、正直、疲れるんですと嘆かれます。
でもね、それ、部下が悪いわけじゃないのね。
実はあなたの「ある習慣」が、部下の成長実感を奪っているかもしれないの。
それは、“目標設定”と“フィードバック”の仕方。
部下の「できていない」部分ばかりに焦点を当てていない?
もしそうなら、いくら頑張っても、部下は「成長してる実感」が持てないままなんです。
今日は、具体的にどうしたらいいかを書きますね。
2.「小さな達成を可視化して褒めるゲーム」を仕掛けよう
成長実感がない部下には、「小さな達成を可視化して褒める」ようにするのが最強の方法です。
具体的には、
大きな目標を小さく分けて、ひとつクリアするたびに「レベルアップ!」と実感させる。
これが“マイルストーン設定”と“プロセス承認”という、育成の黄金ルールです。
3.部下の「やればできる!スイッチ」を設定」する3ステップ育成理論
私の独自理論だけどね、
部下を「やればできる!スイッチ」の設定」ができれば、育成は半分成功!
そのために必要なのが、この3ステップです。
① 「ゴール」と「今日のミッション」を分ける。
いきなり「来月までに売上を上げよう」では、部下はどこを目指せばいいかわからない。
「今日、何をすれば一歩進めるか」を明確にします。
このゴールは、上司である竹内さんが決めるのではなく、
竹内さんは部下と話し合って決めるようにします。
② ミッションは“行動”レベルで具体的に。
誰が聞いても同じイメージが湧くほど、細かく言語化しよう。
「顧客向け資料の構成案を3パターン作る」
「3つのパターンは、似ないように工夫する」
「アイデアは、先輩と相談してもOK」
という感じで、行動レベルで具体的に決定します。
③ 結果よりもプロセスを褒め、次へのヒントを与える。
「この調べ方、すごく良かった!」
「次は、ここに競合の強みと弱みを3つずつ足してみようか」
──こうして、“できた”→“もっとできそう”の流れをつくりましょう。
この時、誰かほかの人と比べて、良かった・良くなかったではなく、
本人の過去と現在を比べるようにしましょう。
4.「できてない」部下が変わる瞬間
たとえば、こんなやり取りを想像してみて。
部下A:「成長してる気がしません…」
上司(あなた):「ちょっと目標が大きすぎたね。ちょっと時間をかけて、具体的に整理してみよう。
君の目標達成のためには、まず『競合3社のウェブサイトのトップページと料金ページをA4一枚にまとめる』
困ったら誰に相談する?
分からなくなった時は、すぐに確認に来てくださいね」と、
具体的な手順を示し、同意を得る。
(数日後)
部下A:「できました!」
上司:「わー!いいね。見やすいね!特にこの色の使い方、いいね。
この調べ方が、あなたの成長の証だけど、自覚あるかな?
次はこれに、『競合の強みと弱みを3つずつ書き足してみようか』。」
──こうして、「やればできる」「成長してる」が実感に変わっていくことによって、
本人が納得することができるようになるのです。
抽象的な「頑張れ」より、具体的な“次のミッション”が、部下の心を動かすのです。
5.小さな達成を可視化して褒めることが最強の育成法
もう一度言うね。
成長実感がない部下を育てるには、
「大きな目標を小さく分けて、その都度、小さな達成を可視化して褒める」ことが最強の方法です。
だからね、
部下が「私、何ができるようになったんでしょう?」とつぶやいたら、
ぜひ“レベルアップの瞬間”を見逃さず、一緒にお祝いしてあげてくださいね。
部下の育成、指導に困っている人は、
↓のラインに、「部下」とメッセージを
送ってください。
課題を見つけて、どんな対処ができるか、
お話ししましょう。
世界でいちばん美しい言葉
「ありがとう」と共に、今日もお元気にお過ごしくださいね。
