皆さん、こんにちは。
OFFICE TETSU SHIRATORI地球蘇生プロジェクト事務局です。

(この配信文は11月15日配信にメルマガ配信されたものです
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皆さん、こんにちは。白鳥哲です。
2024年9月30日から10月5日までパラオ共和国へ行ってきました。

 

 

パラオ共和国は、フィリピンの東に位置し、
人口1万8050人程(2022)のミクロネシア地域の島々からなる共和制国家です。
経度は、東経135度線に位置し、兵庫県明石市と同一ですので日本と時差がありません。

 

 

 

「パラオに行ってみませんか?」

 

 

 

ミッションナビゲーター大木貴弘氏と初めて出会った日、お誘いを受けました。実は、その時、戦慄が走り、何かに突き動かされるのを感じました。

 

この一年、あるテーマの映画を撮影していて、
そのテーマの答えがあるようにも感じました。

以前からパラオのペリュリュー島へ行ってみたいと思っていたこともあり、まさに「今がその時」と、

パラオ共和国へ行くことにしたのでした。

 

 

千賀一生氏が唱えた「ガイアの法則」によれば、文明の中心は1611年周期で、地球を16当分した経度に移動するとされ、1994年以降、その文明の中心が明石からパラオ共和国にかけての経度に移行していると言われています。

そして、2024年10月1日はパラオ共和国がアメリカから独立して30周年となるという特別なタイミングでした。

 

 

9月30日、成田空港を出発。

 

 

グアム経由でパラオのコロール空港に着いたのは、
深夜2時過ぎでした。

ホテルでチェックインを済ませ、ほとんど寝ずに10月1日の朝を迎えました。

 

その日は、朝からスコールのような大雨で、ホテルの部屋の窓に雨が打ちつけていました。予定していた意識合わせのイベントは中止となり、朝食をとってから、大統領府での建国30周年の式典に参加することになりました。

 

 

バスに乗り、コロールから大統領府のある首都マルキョクへ向かいます。バスの道中、ツアーの案内人である安藤さんが説明してくれました。

 

 

「ガイドをします安藤こと、アンディです。
ここマルキョク州は、
人口300人程のおそらく世界で一番人口の少ない首都となります」

 

 

確かに人通りは少なく、建物も日本の別荘地のような風景で、首都とはとても思えないのどかさがありました。車窓から見える世界にはどこか懐かしさが漂っていて、郷愁の想いが込み上げてきました。

 

 

 

ここには、日本人が大切にしていた何かがある…

 


 

直観にも似た感覚が浮かびました。
しばらくすると何もなかった風景に突如、モスクのような大統領府が現れました。

警察官が交通整理をしていました。

 

 

 

「普段はこんなことはないのですが…」

 

 

 

ツアーガイドのアンディさんが言います。
バスは警察の指示に従い遠回りをし、ようやく近くの路上に止まりました。
そこから大統領府、並びに議事堂の方に向かって散策していきました。

 

 

テントのような屋根が建てられた下が式典会場になっていて椅子が並べられステージが建てられおりその先に海が見えました。

「30th Anniversary」(30周年)の文字が見えます。会場を横に見ながら、ドーム状の大統領府の建物に入りました。

建物の中はホールになっていて、ホールを囲むように階段が伸びています。その2階に歴代の大統領の写真が飾られていました。

建物を見学してから先ほどの会場を見ると人々で満席になっており、会の開会が宣言され式典が始まっていました。

 

 

そこへ大統領が登場します。
大勢の観客が大統領に敬意を向けているのが伝わってきます。 

 

この日がパラオの人々にとって特別な日であるのが会場の空気から伝わってきました。
と同時に自分がその瞬間に立ち会えていることに静かな感動がありました。

 

しばらくカメラを回してから、会場の裏側に位置するパラオの16の州の旗が掲げられている広場に向かいました。ガイドのアンディさんが言いました。


 

「ここに掲げられている旗がパラオにある16の州の旗になります。
普段は掲げてないのですが、
今日は特別な日なのですべての州の国旗が掲揚されています」

 

 

カメラでその様子を撮影してふと横を見ると、
広場の脇で南国の民族衣装を纏った少年が2人、
法螺貝を持ってステージの準備をしていました。

 

その横へ、ツアーの参加者の「りーこワケワケ」さんがご自身所有のピンク色の法螺貝を持って並ばれました。

 

 

 

「へぇー横に持って吹くんだ。私と一緒」

 

 

その時私は知らなかったのですが、りーこワケワケさんはピンクほら貝がWi-Fiのような重要な働きをしていることを伝えている方だったのです。

 

りーこさんは現地の少年2人と一緒に法螺貝を吹かれました。日本では戦などで法螺貝を縦に吹く印象が強いのですが、本来は横に向けて吹くようなのです。

 

横に向けて吹く法螺貝の様子は女性器を思わせ、戦いとは無縁の本来の法螺貝が持つ響きがそこに感じらました。

 

 

 

貝殻の響きに祈りがある…

 

 

 

法螺貝の放つ音の意味を初めて知った瞬間でした。
形には周波数があり、その周波数は、大きいものから小さいものまで相似象になっていてコミュニケーションを取り合うのです。

 

京都大学理解析研究所 望月新一郎教授がとなえる

IUT理論のことを思い出しました。

宇宙際タイヒミュラー理論は、相似称にあるもの同士はコミュニケーションを取り合っているというものです。法螺貝の形が宇宙の調和に何らかの周波数を放っているのです。

 

式典を見学した後、バスに戻り、パラオ最北端バベルダオブ州にあるストーンモノリスに向かいました。バスを降りてしばらく歩くと海が見渡せる丘に着きました。

 

 

そこから丘の下へジャングルの道を降りていきます。うっそうとした熱帯植物の影から突如現れたのは、巨石でした。

 

 

その佇まいに、衝撃を受けました。さらに行くと、
緑の芝生の上に巨石群が立ち並ぶ開けた場所に出ました。

 

 

 

巨石群を眺めているとその佇まいに、何か壮大な地球の時の流れを感じました。

 

 

 

 

人の一生を、どれだけの数見つめ続けてきたのでしょうか?

生命の興亡を、どれだけ見つめ続けてきたのでしょうか?

 

 

 

 

その「時の流れ」を充分に味わうと
石柱が不思議な調和を保ちながら並んでいるのに気づきました。この石にはこの地に伝わる神話があります。

 

 

「約2000年前、神様は7人の妖精に、
天から降りてパラオの未来について話し合うのに相応しい場所を見つけ、集会所(アバイ)を造るように命じた。
一晩でアバイを完成させるため7人の妖精は分担して作業を行っていたが、
1人の妖精の作業が遅れていた。
この妖精は、
このままでは怠けていたことが他の妖精に知られてしまうと思い、
ココナッツの皮を魔法でニワトリに変え、
“コケコッコー”と鳴かせた。
ニワトリの声を聞いた他の妖精は朝が来たと勘違いし、
このままでは神様に怒られると思い、
作業を中断してその場から立ち去ってしまった」

 

 

 

神話で語られる神々の行為は時として意味不明に思えますが、地球の悠久の歴史を思うと、生死や悲喜の出来事は、その一部に過ぎないのかもしれません。

 

撮影に夢中になっていると、いつの間にかツアーの参加者の皆さんが、石のそばで思い思いのスタイルで瞑想や祈りを捧げていました。

 

私も撮影を終えて近くの石の側で座禅をしました。

 

 

 

ツアー参加者の意識が、バラバラだったのが、
やがて共振し合って繋がっていく感じが広がっていきました。今回のツアーを企画された大木さんが誘導されます。

 

 

「東経135度線のパラオと日本。
愛と調和の良き未来のイメージを共振させましょう」

 

 

その誘導によって未来を良きものにしたいと思って
集ったツアー参加者の意識が共鳴して繋がっていくのが伝わってきました。それらが一つに繋がって昇華していくイメージが感じられました。

 

 

「みんなで手を繋ぎましょう。輪の中に入って祝福しましょう!」

 

 

参加者の中の、ダンサーであり一般財団法人MIZUNOTE代表理事の宇佐美聖子さんが呼びかけます。
輪になって結びついたものがお互いの人格を讃え合うことで意識が高まるのを感じました。

 

 

 

 

高揚感、そして、一体感が深まっていきました。

ツアー参加者の方々の一体感がここで初めて得られた感じがしました。

ここに集う仲間それぞれが発信者となって新たな地球文明を愛と調和に根ざしたものにしていくことを、この時に確認したのでした。


東経135度線上に、
日本とパラオの間に、
見えない架け橋がうっすら繋がったようでした。

 

お互いの一体感を確かめ合ってからバスに戻り、
ガラスマオの滝へ向かいました。

ガラスマオ入り口からはジャングルの中を歩いていきました。南洋の植物が覆い茂っていました。

 

 

 

 

パラオには1,258類の植物が生息し、その中の839類が土着の分類と言われています。土着分類のうち65種が固有種で、10種が固有変種です。
パラオの国土の75%は土着性の森林で覆われ、マングローブ林は国土の11%を占めています。

二次林は国土の約2%で、ココナッツ、タロイモ、キャッサバ、パイナップル等があります。
イモが自生しているのが見られました。

 

 


やがて、景色が見渡せる丘の上に着きました。
遠くにガラスマオの滝が見えました。

 

ジャングルの中で浮かび上がるパラオ最大の滝の壮大さに心が踊る感じがしました。その後、さらにジャングルを進んでいくと石畳の上に川が流れているような場所に着きました。

 

 

 

 

そこでサンダルに履き替え、さらに進んでいきました。
やがて、吊り橋が現れました。

危険だということで、限られた人数ずつ渡っていきます。足元を確かめながら吊り橋を渡ると、眼下に激しい川の流れが見えました。

 

渡り切ってしばらく歩くと、突然、巨大なガラスマオの滝が現れました。

 

 

 

 

滝幅37メートル落差30メートルの壮大な滝の様子に自然と首を垂れる気持ちになりました。

 

人は、大自然の中に溢れる偉大な存在を感じた時に深い敬意が溢れてきます。
その敬意が溢れるように自然と首が垂れるのです。

 

撮影をしてから水着に着替えて滝壺に向かいました。強烈な水の流れと滝壺の深さに恐怖心がよぎりました。自らの内側に湧き出る恐怖を感じながら滝の流れを感じます。自分の中で恐怖心がまだ騒ぐので、滝の流れを頭頂部に浴びます。

 

一瞬、呼吸が苦しくなる恐怖を感じたので静かに深呼吸をしました。
頭上に強烈な流れを浴びているうち、心の静寂さが訪れました。

 

 

 

激しい水の流れも人生の悲喜等の荒波も無常であることが宇宙の本質である・・・。

 

 

 

そんな言葉が浮かんできました。

 

 

 

恐れも不安も喜びも永遠のいのちの大河の瞬きに過ぎない・・・。

 

 

 

静寂の中に浸っているとガイドのアンディさんの

「上がって下さーい」

という声が聞こえてきました。

滝壺に礼をして滝から上がり着替えをしました。

 

 

滝壺で滝に打たれていた時に一瞬ではありましたが、静寂さの中に暖かさと至福がありました。

水の流れの中庸な中にすべてに流れる愛が感じられたのでした。その心地よさを体感しながら帰路につきました。

 

 

深い充実感と安心感の中、バスに乗りホテルに戻りました。

 

セントラルホテルについてから、夕食を食べに隣接しているバレンシアホテルレストランへ向かいました。

 

お食事を頂き、この日は「ペリリューの戦い」というお芝居を観劇することになりました。

ツアーの企画者の1人である酒井政文さんが座長を務める劇団の公演でした。

 

 

『…ペリリュー島で日本人は

パラオの人々とどう向き合ったのか?
そして、そのパラオの人々を

守るために命懸けで戦った中川大佐、
一万有余名の日本人たちは

どんな想いで戦ったのか?…』

 

 

長年のペリリュー島への想いと

共鳴して感動で涙が溢れました。
観劇後しばらくは言葉が出てきませんでした。
感動で呆然としていると大木さんから声をかけられました。

 

 

「白鳥監督ちょっとだけよろしいでしょうか?
一言だけお話しして貰えませんか?」

 

 

参加者の一人、
下釜創さんのオンラインサロンが開催されていて、
そこで話してもらえないか?と、ご提案いただきました。

 

何も言葉が浮かばなかったのですが、
いざ、サロンに参加したら言語化できてない想いが溢れてきてパラオで受け取ったものをシェアさせていただきました。シェアしきった後出てきた言葉は 

 

 

 

「眠いです」でした。

 

 

 

そんな最後の言葉を残してホテルに戻り翌日の準備にかかりました。

 

 

 

パラオの話は続きます。

 

 

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