先週は暖かかく、春のような日が多かったのですがまた寒くなり冬はまだ続くのかな、、という感じですね。

 

先月、マママの言語聴覚士の林が大野城市の保育所連盟の研修会で40人ほどの保育士さんにお話をしてきました。場所は大野城市役所、ZOOM参加の保育士さんも多かったようでした。
 

講演のタイトルは「子どもの臨床と保育~集団の中で気になる子どもの対応について~」。講演の依頼は、マママに通所していたお子さんを並行して保育所等訪問支援サービスで3年に亘って支援させてもらった保育園の園長さんからでした。

 

その子は、指示に全く従えず、多動で抱っこばかりされていたのですが、ABAをベースに支援していく中で徐々に集団行動ができるようになり、卒園の頃にはスタート時からは大きな変化と成長を見せてくれていました。

 

 

 

林は講演と言うほどの経験はあまりないのですが、今回は日頃から連携して子どもたちを支援させてもらっている、言わば彼らのメインフィールドの支援者へ向けての話でしたので、現場に即してと思い事前にアンケートをさせてもらっていました。頂いたのは、多くの「気になる子の例」で、ABA的には対応もハッキリしているものが多かったです。

 

そこで、先ずは「障害」について先生たちは普段あまり考えないような視点からお話をさせて頂きました。「フレデリック2世の赤ちゃん」や「ハーローの代理母実験」など、、また障害をもって生まれる子は一定数いることが自然であることなど、、、そして、その園で支援したお子さんを具体的な事例としてビデオを交えながら支援が成功に結びついたポイントをお話しました。これは分りやすかったようですね。

 

そして先日、参加された皆さんの感想が送られて来ました、、、とても良い評価をいただいたようで一安心です。「ABAについて」や「具体的な目標を決めて進めて行くことの大切さ」など、、多くを学んで頂けたようでした。

インクルーシブな保育を実現して頂くために現場の先生たちにもっと綿密な支援ができたら良いな、とさらに思ったのでした。

                                   (は)