鵜呑みにしてマネすると危険な節税 | 面白くて役に立つ。会社数字のポイント! -愛知県豊田市の大澤税理士事務所-

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サラリーマン大家の事例で

 

不動産所得で節税してお得!という記事があり

 

いや~、これ、怖いな~と思ったので記事にしました。

 

この事例を簡単にまとめると

 

●サラリーマンの年収800万円

 

●不動産は500万円の赤字

 

●赤字部分の大半は減価償却費

 

●給与の黒字と不動産の赤字で節税

 

 

という、まぁ、昔からよくある話ですね。

 

で、私が言いたいのは、

 

短期のPLと節税だけに注目する

 

古い経営は本当にあぶない!

 

です。

 

経営者ならBSとPL、CFを見ながら

 

戦略的な経営が、これからの時代マストですよ。

 

 

 

さて、以降、解説です。

 

この記事だけ見てると怖すぎるなぁと。

 

これ、確かに、ざっと読むと

 

すんごく得してそうに見えます。

 

不動産事業は、賃貸収入があるけど

 

減価償却費をつかって、

 

事業主として接待交際費とかがかかって

 

なんやかんやで500万円の赤字です。

 

その赤字をつかって、給与の所得を減らせるので

 

税金がすごく減っていると。

 

短期的な節税と損益計算書だけで見ると

 

たしかに特に見えるというやつです。

 

 

 

 

まぁ、まず、減価償却費ですが、

 

よく節税ネタに挙げられます。

 

なぜかというと、減価償却費は

 

経費にはなっているけど、

 

その年に、お金が出ているわけではないからです。

 

例えば、1000万円のものを10年で経費にする場合、

 

最初にお金を払いますが、

 

2年目からはお金を払いません。

 

2年目からはお金を払わずに毎年100万円経費になります。

 

でも、最初に払ってるんですよねー。

 

ここの部分、全く触れてない。

 

たぶん、最初に借金をしているんじゃないですかね?

 

で、毎年、借金の返済をしていることには触れてません。

 

確かに、減価償却費分、お金が出ていきませんが、

 

借金の返済分、お金が出ていっています。

 

借金していなければ、最初に全額払うんで、結構大変かなぁと思います。

 

 

 

 

あと、接待交際費とかで。。。と書いてありますが、

 

この経費もちょっと気になる。

 

①不動産事業に必要な経費

 

②実は経費ではないけど水増し

 

のどちらかだと思います。

 

②の場合、当然、脱税なので、税務調査でアウト-。

 

①の場合、不動産事業をしなければかからなかった費用です。

 

なら、その分、損をしているはず。

 

 

 

お金の面で見ると、こんな感じに本当はなるんですよ。

 

いいとこだけが書いてあるんですね。

 

この記事の人が本当にうまくいっているとすると

 

たぶん、減価償却費と借入金の返済がトントンで

 

税金分、うまいこともうかっているよ。

 

プラス、学費とかも得しているよ。

 

そんなところではないでしょうか?

 

このバランス、かなり難しくって

 

アパートに人が入り続けて収入がなくなると

 

一気に生活が詰んでしまいます。

 

アパートって地域にもよるんですが、

 

空室リスク、すごく高いです。

 

特に、これからは、人より部屋のほうが多くなっていく時代。

 

木造住宅だと20年前後が一つの目安です。

※東京とかだと全然違います

 

そんな長い間、うまく収入が得られれば良いのですが。。。

 

アパート経営って、始めてしまうと

 

なかなかビジネスモデルの変更が難しいので

 

長期のリスクがあるわけです。

 

 

このように見てみると

 

戦略がない

 

BSとCFのメリットが微妙

 

PLは長期リスクが大きい

 

となるわけです。

 

 

 

 

なかなか自分だけでやるのは難しいなという方向けに

 

大澤税理士事務所では、

 

中小企業診断士とMBAを活用しつつ

 

様々な道具を使い

 

わかりやすくお伝えしていきます。

 

今の税理士を変えるのは、付き合いもあるしちょっと抵抗が…。

 

という場合にも変える必要がありません。

 

 

皆様の経営のサポートを成功するまで伴走型でお付き合いします。

 

遠方だからなぁという方向けに

 

オンライン環境での対応も行っています。

 

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