会数07:そのお金、使えないお金だったりして…。 | 面白くて役に立つ。会社数字のポイント! -愛知県豊田市の大澤税理士事務所-
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分かりやすくて役に立つ

 

会社の数字の使い方の第7回です。

 

会社はつぶれたらおしまい!ということで

 

今回も会社の安全性を見ていきますよ!

 

今回のテーマは、

 

お金がありそうに見えるけど、その現預金って

 

使えないお金だったりして…。

 

です。

 

数字上、いくらたくさんあっても、使えないお金なんて意味ありません。

 

むしろ、勘違いの元なんで、ないほうがましかもしれません。

 

そんなことあるかい!と言うのが

 

じっさいはアルアルです。というお話です。

 

 

〇準備

 

これまで同様、せっかくなので、お手元に自分の会社の試算表を

 

準備しておいていただくと良いです。

 

なるべくわかりやすく項目分けされている奴がほしいです。

 

勘定科目だけの羅列の場合、

 

足し算してください。

 

あと、電卓も使ってください。

 

文章だけ読んでも、なんとなく、分かったような気になるのですが、

 

あとで、なんだっけ?となりやすいので。

 

ちょっと、もったいないかなーと思います。

 

と、いつもの前置きをしておきます。

 

 

〇ところで貸借対照表なれました?

 

今回で7回目になります。

 

どのくらいの人が1回目から見てくれているのかはよくわかりません。

 

でも、1回目からきちーんとやっていれば、

 

そろそろ貸借対照表に慣れてくるころかなぁと思います。


こんな風に活用できるものです。

 

この後も、しつこく貸借対照表をやっていきます。

 

うーん、と言う人も、まだまだという人も

 

できれば、手元に財務諸表を準備して、1回目から読んでいただけると

 

とても良いと思います。

 

アメブロのトップに目次(リンク付き)を作りましたので、

 

順番に見れるようになっています。

 

はじめる前は、意味わかんない紙きれだったと思いますが

 

ちなみに、経営上、重要なのは貸借対照表です。

 

そのため、財務諸表は、

 

貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書と

 

順番が決まっています。

 

 

 

〇ざっくりとお金があるか?を見る指標

 

いろいろ細かいことを言ってきましたが、

 

実は、ざっくりとお金があるかを見る指標と言うのもあります。

 

それは、ネットキャッシュ比率と言うものです。

 

分かりづらい単語ですね!!

 

計算方法は次の通りです。

 

 ネットキャッシュ比率 = 現預金 ÷ 総資産

 

現預金は貸借対照表の左上のほう、総資産は一番左下にあります。

※左右に分かれて表示されている場合

 

ようは全部の財産のうち、どのぐらいが現預金かなぁというものです。

 

この言葉がわかりにくい理由は"ネット"にあります。

 

日本人的には、網?インターネット?って感じですよね。

 

実は、ネット(net)には、"正味の"とか"実際の"という意味があります。

 

つまり、ネットキャッシュ比率というのは、

 

ネット=実際の、キャッシュ=現金なので、

 

「実際に現金ってどのぐらいあるの?」になります。

 

比率の部分はなにと比べるか?までは言っていないのですが、

 

まぁあ、ここは全財産(総資産)を使っています。

 

さて、実際に計算したら、どのぐらいでしたか?

 

うちは現金だらけだから90%あるね!

 

という会社も私は実際に見たことがあります。

 

でも、大抵はそんなことはありません。

 

10%ぐらいですか?20%ぐらいですか?

 

20%ぐらいあれば、優秀なほうです。

 

業種にもよるのですが、30%ぐらいあると資金繰りで

 

あまり困らなくなってきます。

 

業種によるというのは、現金商売をしている飲食店では

 

もっと少なくても良いけれど、

 

マンションを作る建設業では、

 

なるべくたくさんほしくなるからです。

 

契約にもよりますが、かなりの金額が

 

マンションが完成しないと入ってこないことが多いです。

 

でも、材料を買ったり、下請けさんにはお金を払うので、

 

かなりの金額を立て替えておくことがあるからです。

 

こうして、考えると業種によってかなり違うかなぁと思います。

 

 

 

 

〇貸借対照表の現金

 

さて、ここからが今回のテーマです。

 

まずは現金に着目します。

 

ところで、財務諸表の現金、本当に残っていますか?

 

日々数えている、毎月数えているという会社は

 

そんなに誤差はないでしょう。

 

でも、ま、いっかで過ごしている会社の場合、

 

気がつくと数字上の現金よりぐっと少ないことがあります。

 

実は、結構持ち出している気がする…という会社の場合、

 

きちんと数えるとないことが明らかになるので、

 

そのまま数えていないという場合もあります。

 

他には、出張が多いので、お金を定期的に渡すけど

 

管理が甘いという場合などです。

 

この場合も、貸借対照表の現金より

 

実際の現金はぐっと少ないことがあります。

 

さて、貸借対照表をみて現金、いくらぐらいありますか?

 

会社規模、取引のやり方、現金の持ち方等、違いはありますが

 

小規模企業、個人事業主で、50万円を超えていたら黄色信号です。

 

手許現金を多めに持っておこうという会社の場合は別ですが、

 

大抵の場合は、振り込みなどで処理するので

 

そこまで現金を持つ必要がないはずです。

 

つまり、現金が多すぎる場合には、

 

なんらかの問題が起きている可能性が多いです。

 

特に300万円を超え、年々増えている場合には

 

なにかおかしいところがあるはずです。

 

実際の現金残高を調べてみましょう。

 

 

 

〇その預金、使えますか?

 

さて、現金はきちんとありましたか?

 

次は銀行預金です。

 

何言ってんだ、銀行預金なんだから、

 

あるに決まってんじゃない!とお考えのあなた、

 

大正解です!あります。当然です。

 

銀行の口座に入っていて、

 

数字として通帳で確認できるなら入っています。

 

ただ、ここにも落とし穴があります。

 

それは定期預金などになっている場合です。

 

本来、経営をするうえで、定期預金とか定期積立とかは

 

まったく必要がありません。

 

それどころか、あってはいけません。

 

会社の発展に使うはずのお金を

 

本業以外の運用に回していることになるからです。

 

しかし、将来の設備購入のため!とか

 

税金を払うために!普段使っちゃわないように!

 

ということを徹底するために、積立することもあります。

 

さて、ここで問題となるのは、こういったお金ではありません。

 

ここで挙げられたお金は、いざとなったら使うことができます。

 

しかし、定期預金の中には、まったく使えない物があります。

 

それは、お金を借りるときに担保にしたものです。

 

こういったお金は、銀行の賛成がないと使えません。

 

しかし、今回のように担保にしておけると

 

銀行としては、万が一貸した金が返ってこなくても

 

使えなくしてあるお金で対応することができます。

 

でも、これって銀行にとっては美味しいけど、

 

会社にとっては美味しくありません。

 

ようは貸借対照表にのっているのに、

 

使えないお金と言うことになります。

 

 


〇もう一度ネットキャッシュ比率

さて、それではもう一度ネットキャッシュ比率です。

 

現預金 ÷ 総資産

 

でしたね。

 

つまり、ここでいう、現預金に動かせないお金が入っていたら、

 

数字上は乗っかっていても、実際は支払いに使えません。

 

つまり、あってないようなお金です。

 

つまりネットキャッシュを本当に考える場合、

 

数字上はあるけれど動かせないお金というのがあるなら

 

その動かせない数字を差し引くことが大事です。

 

このように、数字上はお金があるようにみえるけれど

 

実際にはお金がない!ということも十分あり得るのです。

 

さて、本当のネットキャッシュ比率はどのぐらいでしたか?

 

 

 

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