会数04:うちの会社って安全だよね?を知るリアルな部分 | 面白くて役に立つ。会社数字のポイント! -愛知県豊田市の大澤税理士事務所-

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会社の数字の使い方の第4回です。

 

今回も前回に引き続き、

 

「ホントニコノカイシャってダイジョブナンデスカ?」

 

をやっていきます。

 

今回のテーマは、

 

うちの会社って大丈夫だよね?を知る

 

リアルな部分です。

 

この辺を見てね、とか、これだとアカンよとかです。

 

その基本的な部分をテーマにしていきます。

 

 

〇準備

 

前回同様、せっかくなので、お手元に自分の会社の試算表を

 

準備しておいていただくと良いです。

 

なるべくわかりやすく項目分けされている奴がほしいです。

 

勘定科目だけの羅列の場合、

 

足し算してください。

 

あと、電卓も使ってください。

 

文章だけ読んでも、なんとなく、分かったような気になるのですが、

 

あとで、なんだっけ?となりやすいので。

 

ちょっと、もったいないかなーと思います。

 

 

 

〇会社のお金ってどこから出てるの?

 

前回は、流動比率と当座比率をお話ししました。

 

言葉はどっちでもいいんですが、

 

この辺、注意!というのを覚えておいていただくととても良いです。

 

さて、今回は、全体をざっと見るときにまず気になる数字。

 

自己資本比率というやつです。

 

さて、あなたの会社の自己資本比率はいくらですか?

 

と言って、どのくらいの人が答えられるでしょうか…。

 

さらにぐいぐいいかせていただくと、

 

どのぐらいまで上げると安全そうですか?

 

と。ここまでくるとほぼ置き去りですね。

 

今日は置き去りにならないようについてこれるように

 

ゆっくりしたペースでやっていきます。

 

 

自己資本比率と言うのは、

 

どのくらい会社に返さなくてよいお金があるかな?

 

というのを知るためのものです。

 

つまり、自己資本比率から始まり

 

いろいろなことを見ていくと、

 

どこからお金が出ていて、どのぐらい残って、

 

どのぐらいのペースで返してというのが見えてきます。

 

今日はそこまではできません。

 

 

 

〇返さなくていいお金はどのぐらいある?

 

さて、返さなくてよいお金。

 

自己資本がどのぐらいあるかを計算していきましょう。

 

一応、先に計算式だけ言っておくと

 

自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資産

 

で計算していきます。

 

さて、ここで、自己資本を探すときは貸借対照表の

 

右下のほうにある純資産合計というやつを探してください。

 

一番右下から上に上がっていくとすぐ見つかります。

 

次に総資産です。

 

普通の貸借対照表の場合、

 

一番右下の負債・純資産合計です。

 

つまり、「純資産合計 ÷ 負債・純資産合計」で

 

計算することができます。

 

さて、個人事業主の方は、ここで、はて?となったはず。

 

なぜなら、自己資本と言う科目がないんです。

 

人によって、ここのところが色々あるのですが、

 

便宜上ざっくり計算をするなら

 

元入金を自己資本の代わりに使うか

 

「元入金 + 事業主借 + 所得金額 - 事業主貸」

 

の合計を自己資本の代わりに使います。

 

蛇足ですが、個人事業主よりも法人のほうが

 

信用度が高くなるのはこのあたりが原因です。

 

というのも、上にあげた事業主〇勘定は

 

言ってしまえば個人の財布です。

 

仕事上に個人の財布の科目が入っているというのは

 

どう考えたって健全ではありません。

 

 

〇どのぐらいあればよいの?

 

さて、自己資本比率は計算できたでしょうか?

 

実際、どのぐらいあればよいのか?というのは

 

正直、会社ごとにまちまちです。

 

基本的には前期よりも、今期、そして来期と増やしてください。

 

具体的な数字を目安として考えていくと

 

中小企業の場合、80%~90%ぐらいだと、超安定です。

 

現預金がどのぐらいか?にもよりますが、

 

こんな会社なら安泰でしょう。

 

が、そんな会社はほとんどありません。

 

ほぼ見ることはないでしょう。

 

というのも商売をしていくうえで、

 

中小企業は銀行からお金を借りる必要があるからです。

 

業態によっては、かなり上手にやらないと無理という業態も多いです。

 

というわけで、普通の会社としてはまず30%を目指してください。

 

30%を超えてくると、会社は結構安定してきます。

 

ここを超えていれば、より上を目指しましょう。

 

ちなみに、貸借対照表の右側を他の科目も合わせてみると

 

自己資本が3分の1、借入金が3分の1、そのほかが3分の1ぐらいが

 

まずは目指すべき値になります。

 

ここから徐々に借入金を減らして

 

自己資本を増やしてと変化させていきます。

 

 

〇ところで返さなくてよいってどういうこと?

 

なんども返さなくてよいお金。

 

というセリフが出ています。

 

自己資本を指して、返さなくてよいお金と言っています。

 

これは、なぜか?というと、中小企業の場合、

 

大きな中堅企業は別として、

 

大抵の場合、社長か親族が出したお金が、

 

自己資本になっているからです。

 

それ以外は、利益か損失の積み重ねです。

 

親族が出したという場合も、親戚が出したというより

 

先代の社長が出したとかの場合がほとんどです。

 

つまるところ、このお金は実質的に

 

社長が握っているようなものです。

 

つまり、誰かに返す必要のないお金なので、

 

返さなくてよいお金と言っているのです。

 

これに対して、借入金は返さないといけないお金です。

 

つまり、どこかで出ていってしまいます。

 

出ていってしまう可能性のあるお金と言うのは

 

会社の安全性という面から見ると当然マイナスです。

 

だけど、もし、自己資本が80%とか90%とかあれば

 

返さなくてよい会社が持っていることができるお金が

 

ほとんどだということです。

 

つまり、そのお金は事業にも使えるし

 

すんごく景気が悪くなったり

 

災害が起きた場合など、当面の会社を維持するお金や

 

従業員の生活を維持するお金に使うことができます。

 

これって、ものすごい安全ですよね。

 

だからこそ、自己資本がどのぐらいあるか?が

 

うちの会社って大丈夫だよね?の基本的な数字になっているのです。

 

 

 

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