会数03:会社の資金繰りが大丈夫そうかこの辺でばれている | 面白くて役に立つ。会社数字のポイント! -愛知県豊田市の大澤税理士事務所-

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分かりやすくて役に立つ

 

会社の数字の使い方の第3回です。

 

今回のテーマは、

 

会社の資金繰りが大丈夫かどうかは

 

こんなところでばれている。

 

そんな内容をテーマにしていきます。

 

 

 

〇準備

 

ここから先は、お手元に自分の会社の試算表を

 

準備しておいていただくと良いです。

 

なるべくわかりやすく項目分けされている奴がほしいです。

 

勘定科目だけの羅列の場合、

 

簡単な説明の元、足し算してください。

 

あと、電卓と。

 

文章だけ読んでも、なんとなく、分かったような気になるのですが、

 

あとで、なんだっけ?となりやすいので。

 

ちょっと、もったいないかなーと思います。

 

 

〇大丈夫そうかを見るのが安全性

 

会社の分析で重要視される安全性。

 

この会社、つぶれないよね?という指標でした。

 

社長から見れば、

 

うちって当面の資金繰りって大丈夫なんだよね?

 

というのを知るための道具が安全性です。

 

何をもって安全か?というのは、

 

会社の状況にもよるところが大きいです。

 

例えば、売上1億円の会社で

 

現預金が5,000万円ありました。

 

だから、安全だ!というのは、

 

なんとなーくそんな気がします。

 

でも、直近の払いが5,000万円必要だったら

 

必ずしも安全ではありません。

 

そのため、いくつかの視点から見ていくことが重要です。

 

 

 

 

〇お金に変わりやすいもので考えよう

 

安全性を見るうえで、まず最初に出てくるものに

 

流動比率というものがあります。

 

流動資産を流動負債で割って100倍すると出ます。

 

 流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100

 

たぶん、試算表に流動資産とか、流動負債という項目があると思います。

 

これは、近いうちに入ってくる予定のお金で、

 

近いうちに出ていく予定のお金が払えるよね、たぶん。

 

というのを見ています。

 

”流動”という言葉が付いたら、1年以内に現金になりそうなものです。

 

理屈の上では、100%を超えていれば大丈夫ですし、

 

一般的には200%を超えていると良いと言われますが、

 

そうそう簡単には行きません。

 

なぜか?というと、流動資産となっているものの中に、

 

お金に変わらないよーなものが混ざっていることが多いからです。

 

 

 

〇在庫には夢と怪しさが詰まっている

 

疑われる代名詞は在庫です。

 

うまく回っている会社の場合には、

 

在庫はどんどんお金に変わります。

 

バンバン売れるからですよね。

 

じゃあ、そうじゃない会社は?

 

と考えると、古くなったものや売れなくなったものが

 

在庫という名前の元、溜まっていることがあるのです。

 

こういうのは、どれだけたくさんあってもお金になりません。

 

むしろ、倉庫を圧迫するのでお金がかかるだけ損です。

 

しかし、流動比率を計算するうえでは、

 

在庫は立派な流動資産です。

 

そのため、ここがものすごく膨れていたりすると

 

怪しいんじゃないかなーと思ったほうがいいです。

 

他には、社長に貸し付けているお金や

 

いつ回収できるかわからない売掛金や手形。

 

こういう、お金に変わらないやつは差っ引いて考える必要があります。

 

在庫には未来への希望や夢が詰まっています。

 

でも、見方を変えれば、怪しさしか詰まっていない在庫もあるのです。

 

流動比率を試算表の数字だけで計算した場合と、

 

流動資産となっている科目の中から、

 

これって、お金に変わらないんじゃない?と感じたものを

 

差っ引いた流動資産で計算した流動比率は

 

同じぐらいでしたか?

 

 

 

〇実際の払いができるかを見る

 

そのため、流動比率と一緒に確認される数字に

 

当座比率と言うものがあります。

 

当座資産を流動負債で割ったものを100倍します。

 

当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債 × 100

 

さて、ここで、疑問なのは当座資産ってなんじゃ?と言う物です。

 

お手元の試算表を見てください。

 

試算表の流動資産の中にある、次の科目を足したものです。

 

現金、預金、売掛金、受取手形、有価証券

 

ようは、すぐにお金になるっしょ!という物の合計です。

 

そのため、焦げ付きまくった売掛金や、倒産したような会社の受取手形、

 

売れるかわからない有価証券は除きます。

 

こういった危ない資産を除くと、残った当座資産と言うのは、

 

現預金か、すぐにお金に代わるもののどちらかです。

 

まぁ、1~2か月以内ぐらいにはお金になるようなものばかり。

 

このお金がとりあえず1年以内ぐらいに払う予定になっている金額を

 

超えているなら、かなり安全ですよね。

 

もちろん、商売をしていくうえで、出たり入ったりはするのですが、

 

それほど大きく出入りが変わらないはずなので、

 

当座比率が100%を超えているということは、

 

当分は、支払い続けられる会社だなーと思われるわけです。

 

実際は、100%を超えている会社ばかりではないですが、

 

一応の目安です。

 

 

 

〇昔の自分と比べる事

 

そのうえで、かならずこういった数字も

 

昔の自分と比べましょう。

 

ここ数か月間でどう変わったのかな?とか

 

前期、前々期と比べてどうなっているかな?

 

というのは、かなり重要です。

 

というのも、当座比率150%とか、かなり安全ならよいですが、

 

そうでない場合には、もっといろいろな状況を加味しなくてはいけません。

 

その時に、去年よりは状況がよくなっているのか、

 

それとも3年間を見てみると徐々に悪くなっているのか。

 

たとえば、3年間でよくなっているのなら、

 

欲しい数字には届いていませんが、たぶん資金繰りは良くなっているはずです。

 

にもかかわらず、資金繰りが苦しいことが多いとしたら

 

別の内容と比較しなくてはいけません。

 

常に比較する癖をつける事。

 

とても大事ですよ。

 

 

 

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