経営に不可欠な共通の言葉"+2":日本を走る2000万円!! | 利益を出せる社長のポイント!ここだけで簡単にステップアップ。 -愛知県豊田市の大澤税理士事務所-

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利益出すために社長に必要なことを、面白くてわかりやすいテーマでお伝えします。一緒に銀行が借りてくれ!という会社を作りましょう。

年金の2,000万円問題が世間を騒がしています。

 

 

数字に気を付けようという題材を書いていた今、

 

とてもタイムリーな題材なので

 

取り扱いたいと思います。

 

おおもとの資料を追いかけていかないで

 

表面の数字だけを取り扱うことの怖さが良くわかります。

 

 

 

今回の問題、ひも解くといろいろあるのですが、

 

2,000万円という言葉が完全に独り歩きしています。

 

2,000万円足りないと言われれば、

 

とにかく不安があおられそうです。

 

しかし、たった一つの数字だけを見て聞いて

 

判断するというのは、数字の取り扱いが

 

あまりよくないのではないか?と思います。

 

 

 

経営の現場で考えると、2,000万円赤字とか

 

資金繰りが2,000万円たりないでしょうか?

 

それとも未回収のお金が2,000万円だったり

 

在庫が2,000万円などなど。

 

 

 

どのぐらいの期間、いつまで、その原因は?

 

状況によって、リスクはだいぶ違います。

 

簡単に判断できる問題ではありません。

 

 

 

しかし、年金問題では独り歩きしています。

 

とにかく数字というのは、特にショッキングな数字は

 

影響力が大きく、きちんと根本的な要因を見ないといけません。

 

 

 

さて、今回の場合です。

 

話題になっている資料は、

 

金融審議会市場ワーキング・グループ「高齢社会における資産形成・管理」報告書(案)

 

のようです。

 

名前、長いですね。

 

読んでも、2,000万円足りないなんて言っていません。

 

問題にされた箇所は10ページの図と17ページのコメント。

 

17ページのコメントで、10ページの図を参考に

 

30年で2,000万円ぐらい取崩が必要になると言っています。

 

この部分を取り上げたようです。

 

 

 

しかし、この10ページ、図が荒い。

 

別のところからの引用のようです。

 

というわけで、これより古い資料を探すと

 

iDeCoを始めとした私的年金の現状と課題という

 

厚生労働省が作った資料がありました。

 

同じ図は24ページにあります。

 

 

さて、この元の情報は総務省の家庭調査のようですが、

 

この図は見やすくなっているので、中を見ていくと

 

教養娯楽費が2.5万円、その他の消費が5.4万円と

 

約8万円ぐらいは娯楽費です。

 

無職なのに、毎月2万円弱の収入があるというのも

 

ちょっと気になる数字ではありますし、

 

住居費用が中途半端な数字とか

 

突っ込みどころはたくさんあります。

 

ただ、単純に収入を減らして、娯楽費等を除くと

 

-5万円-2万円+8万円だと、+1万円。

 

実態はともかくとして、

 

このグラフかからだけ判断するとすれば、

 

生活は年金だけで可能!というコトになります。

 

 

 

この資料の場合、満足いく生活をしたかったら

 

月5.5万円分の貯蓄があるとよいので

 

iDecoやNISAにもっと投資してはどうか?

 

という流れです。

 

だいぶ話が違います。

 

 

このように数字というのは、間違った使われ方をしやすい道具です。

 

きちんと、その根拠を知って間違った考えに陥らないように

 

気を付けてください。

 

とりあえずは、焦って民間保険に入らないこと。

 

きちんと、自分のお金の試算をして、

 

戦略的に入ってください。