ナスやトマトは関節炎の犬にはよくないのでしょうか? | 犬のための手作り食[ぐり通信]公式BLOG

ナスやトマトは関節炎の犬にはよくないのでしょうか?

【8月は学びを深める月にしませんか?】
夏休みで何となくあわただしく過ぎて行く8月ですが
<犬の食事の基礎>をしっかり学んで充実感あふれる夏にしませんか?


ペット食育入門講座8/19(日)開講、受講申込受付中です!

↓   ↓
http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&264m1







○○さん、こんにちは。
諸橋直子です。



先日から「犬とトマト」をテーマに取り上げています。


犬のための手作り食[ぐり通信]公式BLOG




○前回のメルマガ記事はこちら。

↓    ↓

http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&264m2

(今後はしばらくFacobookページでメルマガのバックナンバーを公開していきます。

 FacebookページはFacebookユーザーでない場合でも閲覧できますので
 今後はこちらをご活用ください。

 バックナンバー専用BLOGが準備でき次第、そちらをご案内させていただきます)




ちなみに前回のメルマガ記事に対しては
このようなご感想メールを頂戴しています。




--------------------------------------------------------------------------------


おはようございます。
昨日の内容もかなり濃く、脳が鍛えられました。

個人的に、トマトが大好きなので、カゴメさんの研究結果が嬉しかったです。



で、頭に浮かんだ事がありまして、


「犬にはどうかは分からないけれど、(トマトに関していえば)
生には生の良さがあるし、加熱したら、した良さがあるなら、
料理方を変えてたべるといいんだな」



という、解釈でした。



そして、何かに偏らないように。



「ばかり」食べは、なるべく避ける。
知識と柔軟性のもとで、ですね。

by網田さん
--------------------------------------------------------------------------------


網田さん、いつもありがとうございます^^



話は少し飛びますが、私は今この本を読んでいるのですが…。

↓    ↓

http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&264m3




この本のあとがきにこんなことが書かれています。





「世間では○○(←好きな食べ物名を入れてくだされ)ダイエットというような
何かひとつの物だけを食べて痩せる、というようなノウハウが流行しています。



でも、本来であれば体質に合わせて食事を変えるべきだし、そういう体質によって
合う、合わないは絶対にある」



というような趣旨でしたが、
私もまったく同感です。





網田さんがメールでお寄せくださった感想のように
何かに偏らない、って色々なことに言えると思うんですよね、私は。



トマトにしても、加熱があってよし、生があってよし。



世の中には生食派とか加熱食派とか派閥もあるみたいなんですが(笑)
私はごく個人的に、どちらに偏ることもなく
バランス良く取り入れていったらいいのではないかなーとのんびり考えています。



実際我が家の犬も、そうやって生だったり火を通したものだったりの食事を
かれこれ6年間食べ続けて元気なわけですし
全国にはそうやって「バランス良くあれこれ食べて元気!」な子が
たくさんいるわけですから。






…。





さて、ここからが本日の主題です。




「トマトなどのナス科の植物は関節炎を患う犬にはよくないと聞いたのですが
 これは本当なのでしょうか?」



トマトに関して時々こうした疑問も寄せられるのでこの機会に回答しておきますね。





この説の元になっていると思われる「考え方」がありますので
以下に引用して、ご紹介します。



↓     ↓



-----------------------------------------------------------------------------------


チルダーは自分の関節炎を治すために、
ナス科の食物を除去した食餌療法を考え出した。


彼の理論では、ある種の人々は、
ナス、トマト、ジャガイモ、コショウ、唐辛子、タバコ等に
含まれている低濃度のソラニンアルカロイドを長期間摂取すると、
関節の修復機能が障害されたり炎症が起きたりするという。

この理論は証明はされていないが、
関心がある人は2ヶ月程度ナス科の食物をすべて除去し、
その後再び食べて関節の症状に変化があるか様子をみるとよい。


またアレルギーにより関節炎が起きることがあるので、
血中IgG4抗体の測定などで食物アレルギーの存在が疑われた場合は、
やはり1、2ヶ月の間除去食を行なってみる 。


参照元:http://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&264m4
菊池クリニック



-----------------------------------------------------------------------------------



関節炎を起こしている人が、ナスやトマト等に含まれる低濃度のアルカロイドを
摂取することで、関節の修復機能が阻害されたりする…可能性があるのでは?



という指摘がされています(←指摘がある、というのは事実)。



一方で、これについては「証明」はされていません。



つまり、良く分かっていない、というのが現状ということです。




そのため、もし関節炎を患っていて治療中、ということであれば



「影響を及ぼす可能性のあるものはできるだけ排除する」



という考えの元、食べるのを見合わせる、という選択もありでしょう。





ここでも大事なことは



「まだよくわかっていないし、証明されていないが安全策として
 少しでも影響がある可能性のあるものは避ける」



というのと、盲目的に



「ナス科の植物は関節炎によくないんだ!!」



と、情報を鵜呑みにしてしまうのとでは
大きな違いがある、ということですね。





「トマト」についてのお話はここまでです。



次号から別のテーマでお届けするのでどうぞお楽しみに!





本日は以上です。





ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)



●本日の記事がお役に立った場合は、ワンクリックで応援をお願いします!
ワンクリックで10ポイントが加算され、ランキングが上がります。
ワンポチ↓

にほんブログ村 犬ブログ 犬 食事・栄養へ

人気ブログランキングへ



ぐり通信、ご購読はこちら

犬の手作り食やマッサージなど、犬の健康をサポートするための情報をメールマガジンで配信しています。
自宅でできる愛犬のマッサージやアロマテラピー、食事について知りたい方はご購読ください。無料デス*

■無料購読ご登録はこちらから⇒クリックして購読する!