こんにちは。
埼玉県吉川市でカウンセリングをしている
家庭問題/心理/断薬カウンセラーの工藤史惠(惠は旧字♪)です。

「カウンセリングの前は、いつもとても緊張するんだよね」
 
以前、友だちにそう話したところ、とても驚かれたことがあります。
 
ま、そうよね。
カウンセリングなんて「大変でしたねー」「頑張らなくていいんですよー」と言っているだけど思われていることが多いからね。
 
でも、私のカウンセリング(楽イキ)では、その人が『どうして生きづらくなってしまったのか』、なんで『生きづらい思考の癖がついてしまったのか』の原因を見つけ、そしてその対処法をアドバイスする……ということをやっています。
 
今まで一度たりとも、その『思考の癖の根源』を見つけられなかったことはありません。
 
でも、それでも「この次はダメかもしれない」って、毎回、毎回そう思うんです。
 
もちろん、ちゃんと学んで、根拠を持ってやっているのよ?
でも、そう思うんです。
 
また、
私の言葉は時に、人の人生をも変えるだけの責任がある。
私はそれを忘れずに、責任持った言葉を発することができるのか?
いつしか傲慢になって、無理に人の人生を変えてしまうことはないか?
私が伝えたいことを、きちんとわかりやすく、クライアントが納得できるように伝えられるのか?
クライアントに満足して帰ってもらえるのか?
  
そんな風に、様々なことで不安にもなります。
 
 
と、いうことを話したら……
 
「あー、だから信用できるんだわー」
と言われました。
 
「へ? 未だに緊張するカウンセラーが?」
と私は思ったんだけど、

「それだけ、自分の仕事に責任持って、結果を出そう、クライアントの力になろうと思って、真摯でいるという事でしょ?
何も不安にならずに、自分はできると思っているカウンセラーよりずっと信頼できるよ」
 
そんな風に言ってもらえるとは思っていなかったので、その時初めて、仕事前に緊張することが悪いことじゃないと思えるようになりました。
 
それまでは、「何年やっても緊張するってどうなのよ?」って自分に苦笑いしてたのでね。
 
 
仕事って怖いです。
わかってくればくるほど怖いです。
 
年数を重ねれば重ねるほど、ミスできなくなるし、責任も感じてきます。
 
でもきっと、そんな風に仕事の怖さを分かって、初めて本当のプロとも言えるんじゃないかな。なんてことも思います。
 
そして、この緊張感や不安がなくなることは、=自信ではなく、傲慢に繋がってしまう……
とも思うので、私はこの不安や緊張も大事にして、謙虚に学び続け、クライアントさんと向き合い続けていきたいと思っています。