私のところにはカップルの関係性の相談がよくあります。
「長年連れ添った夫婦は空気のようなもの」とよく言われていましたが、なかなか最近はそうもいかないようです。
愛されているのだろうか。大事にされているのだろうか。
その思いは男女ともにあります。
愛されていると思っていれば、そっけない態度をされても「今日は機嫌が悪いのかな」「何かあったのかな」と思います。
でも愛されていないと思えば「やっぱり私のことが嫌いなんだ」「自分は給料だけ運んでいればいいと思われているんだ」と思ってしまいます。
日本人は空気を読むのが得意と言われています。でも、言葉にしないと伝わらないことも多いのです。
カップルカウンセリングでは、夫が妻が何に傷ついているのかを具体的に語ってもらい、もう一人がどんな意図からそれを言ったりしたりしたのかを語ってもらいます。
そうすると、思ってもいないことが出てくるのです。
本当は、これは二人でできることです。でも糸がからまってしまうと、二人では解決できません。
カウンセラーはそこをお手伝いします。
大事なことは、二人がまた仲良くなりたい、ちゃんとコミュニケーションを取りたいと思っているかどうかです。その思いさえあれば、カウンセラーはお手伝いすることができます。