講師の森田さんと会場をお貸しくださる友人にご無理を言って、お正月も明けないうちから初詣客に混じって京都での二日間の講座。
もちろん、このメンバーたちはラスール(認定講師)を目指している。
コネクションプラクティスがきっとそれぞれの心に深く深く響いたからだ。
クイックコヒーランスと呼ばれる、脳と心臓のルートが直結した状態を呼吸法とイメージで再現する。
何度も繰り返し練習(プラクティス)することで、体がベストな状態を覚えていく。
EmWaveというソフトで脳と心臓のシンクロ度合いを確認しながら。
目でデータを見ながらというのはとても面白い。
瞑想に悉く失敗してきたからこそわかる。
「頭で考えない」と思えば思うほど考える…
「雑念を棄てる」たびに新たな雑念が湧いてくる…
それはつまり、ずっと頭にフォーカスをしていたからだ。
思考の渦に巻き取られ、瞑想(迷走?)の罠にはまる。
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頭の中心で点滅しているライトを、ゆっくりと下ろしていく。
ひたいの奥から鼻の奥。
首の中心を通って、点滅しながら心臓へ。
その点滅を維持しながら呼吸をする。
5秒吸って5秒吐く。
すぐに心地よくなって、頭で考えていたことを忘れている。
息を吸うと心臓が膨らみ、吐くと縮むイメージ。
実際は肺がそうなっているのだろうけれど、感覚的にそれを心臓だと思い込むのは容易い。
ハートを感謝で満たす。
満たされた心地よい感覚を味わったことが過去にあった。
密教の道場のそばにあったお地蔵様に手を合わせた時、毎回閉じた瞼の中でライジング・サンが起こるのだ。まるで太陽が昇ってきたかのように、何も見えないはずの視界が真っ赤になり、やがて黄金にかわる。
眩しくて目を開けているのかと錯覚し、閉じた目をもっと閉じようとしてしまう。
胸にすうっと空気が通り清々しく、驚嘆するほど美しく、今ここにいることを感謝したくなる瞬間…あの不思議な現象を思い出していた。
そんな感覚的トリップをしているうち、すでにEmWaveのグラフが安定しコヒーランス状態に入っている。
このプロセスが練習次第で誰にでも簡単にできるのは素晴らしく画期的だ。
コネクションプラクティスを学んで一番心に響いたのは何だっただろう。
ラスールになりたいと思わせたもの。
あらためて思い返してみる。
元来マニアック。
何事も裏付けが欲しくなる。
一件不思議な現象にもすべて原因とプロセスがあるはず…そう思っている。
だから、コネクションプラクティスの論理的でシステマティックなところがとても琴線に触れたのは確かなこと。
でも、それだけじゃない。
"コヒーランス状態の時に、自分の周波数の及ぶ範囲にいる人を同期してしまう"というのが大ヒットだった。
私たちの体は振動している。
原子核の周りを電子が回転することでその振動は生まれる。細胞振動以外にも振動要素はたくさんある。
自分特有の振動数があり、それは周囲の他の振動と浸潤しあって影響を及ぼす。
時計の振り子やメトロノームが一斉に同期して同じペースで揺れ始めるように(ホイヘンスの原理)なんと人の周波数も同期するのだという。
バラバラに動くメトレノームが徐々に同期する不思議な現象
コヒーランスで、心臓と脳のルートが繋がり、落ち着いて深く洞察できる状態でいれば、私の振動数が影響する範囲に入ってきた人の振動数を同期してしまうということ。つまり、その人もコヒーランス状態になってしまう。
波動の法則…と。
スピリチュアルの世界で持て囃される言葉は、いつも一人歩きしていて確証のない、頼りないものだった。だからこそ、宗教に依存するように奉られてきた。その実、それが一体何のことなのか、みんなあまり解っていなかった。
けれど、これが。
コヒーランスで周辺の人の周波数を同期するとこが、波動の法則そのものではないか!
きちんと計測されたデータの裏付けがあるのだ。
「地球全体の周波数が変わるには144000の人々の意識が変わらねばならぬ」という言葉を聞いたことがあるけれど、その話の真偽はさておき、ひょっとしてコヒーランスでそれが簡単に実現してしまうかも知れない。
つまり、何は無くとも、コヒーランス状態でいれば周辺の人から感化されていく。
家族や友人、職場の同僚。
子どもたち、子どもたちと関わる人々、学校の先生。
実践できる人が一定数に達すれば実現可能だ。
そのうちの1人に。
実践者になりたい。
私の心が動いた真の理由はそれだったかも知れないと思う。
1人の足元からやがて世界が変わるのを見て見たいと。
3月からサロンでコネクションプラクティスパート1から順に3までオーガナイズさせて頂く。
お客様や古くからの友人で、この人はと思う方にコネクションプラクティスとはなんぞやを語ったら、みんな似たようなところで反応して下さる。
それだけ、必要なのだと思う。
単純に人間関係に悩んでいる人にも。
世界が変わっていくことを望んでいる人たちにも。
胸を打つ材料は人それぞれだけれど、本質的に本能が騒ぐのだろう。
おかげさまで3月の講座は満席。
お誘いすると、どの方もすぐに「受けたい!」とおっしゃる。
この現象は何だろう。
この加速度は。
きっと世の中が変わっていく兆しを間近で見ているのだと思わずにはいられない。
今後も自分がどう進化していくのか、学んだことをどんな形で実践していけるのか、楽しみで仕方ない。