介護事業所の経営者の皆様、こんばんは。
介護労務コンサルタント(社会保険労務士・介護福祉士)の松岡勇人です。
今週1週間は、もうすぐ出来上がるホームページに掲載する私の「ストーリー・プロフィール」を3回に分けてブログを更新します。
なぜ、私が介護に特化した社会保険労務士になったのか?がご理解頂けるかと思います。
では、「私のストーリー・プロフィール その1」です。
「人」に関わる仕事に興味
子供の頃、父は大手企業で経理を担当して、将来的には税理士を目指していました。
近くにいた叔父は税理士として独立していました。
その影響で私も税理士を志すようになり、大学は経営学部へ進学。
税理関係のゼミを専攻しました。
ちょうどその頃、人事異動で父の仕事が経理から人事となり、父はその分野で高い評価を得ていったようでした。
人事異動で、家には人事・労務関係の本が増えていきました。
一方私もまた、税理士の勉強をすることで「人事・労務」についての知見が増えていきました。
父の仕事も見えてきて、それを身近に感じるようになりました。
父の会社の社労士の方と話す機会もあり、「人」に関わる仕事に次第に興味が膨らんでいきました。
現場を知らない人間は役に立たない
将来のことを考えるようになったとき、父からは「知識や資格があっても現場を知らない人間は役に立たない」と常々言われていました。
それが私の心にずっと残っていました。
税務にしろ人事にしろ、何をやるにしても、理屈だけ学んでできるものではない。
現場を知らない机上の理論だけでは仕事はできない。
20代前半の私の中に、そうした原理原則のようなものが形成されていったのです。
労基法違反は雇用側のリスクも大きい
祖父が銀座で靴屋を営んでいました。
小売業の商いが私にとっての身近な「現場」でした。
大学卒業後は流通大手に就職。
正社員としてアルバイト・パートさんの管理を行うポジションに就き、そこから8年にわたって「現場の労務」を経験しました。
「有給が欲しい」というパートさんの要望に対し、当時の会社は法で定められた権利を守っていませんでした。
調べてみると大手にもかかわらず、労基法に抵触するようないくつかの違反がありました。
労働者側の不利益はもちろんですが、雇用側のリスクも看過できるものではありません。
上司に話を伝えて、会社の体制を整えてもらうように働きかけていきました。
「ストーリー・プロフィール その2」に続く。
今号もご覧いただき、ありがとうございました。次号もよろしくお願いいたします。