皆さんにご案内した個展の初日に顔を出した後、
息子と奥沢にある「魚のこばやし」へ行きました。
こばやしへは先月初めて友人ご一家に連れて行っていただいたのですが、
一人暮らしを始めてから、魚を食する機会がないであろう
息子を連れて行こうかと思い、再訪しました。
夏休み以来の再会で、とりとめのない話をしていたら
「夏休みに、同級生が自殺してん」と話しだし、
「追いつめられる感じはわかるわ」とのこと
一人暮らしは、最初は気楽でいいかなと思ったけれど、
すぐに実家にいたほうが気分も楽で、負担も少ないと感じたこと
留年規定が厳しく、昨年も友人が複数留年したことなど
いろいろと話してました。
本人も自分自身の選択の結果であることは自覚したうえで
話している様子なので、ただ聴いてほしいだけの部分も
大きいのであろうと考え「ふ~ん」「そうなんや~」と聴くだけ聴き、
特に親としての感想やアドバイスは伝えずにおきました。
(コミュニケーションを勉強しといて良かったって思います(;^_^A)
「話してみてどう?」って最後に尋ねると、
「自分がこんなこと考えてるって誰かに知ってもらってるって
けっこう楽になるかも」と言って、次々と料理を平らげていってました。
大学の先生方と話していると、友人は多数いるように見えているけれど、
「本音を言える人はいない」という相談が多いということがよく話題に出ます。
それは、大学生だけではなく、社会人も同じで、
なかなか自分の本音を人に伝えることは、勇気がいることだと、
私自身も感じます。
だから、自分からオープンになっていくことも必要だし、
周りの人が変化に早めに気付いて、声を掛けてあげることも必要ですね。
周囲の人の様子に早く気づき、声をかけられる存在でありたいと強く思います。
とはいいながら、息子から話を聴くまで、
のんきに楽しく過ごしていると思っていたので、
私も、身内の変化にすら、素早く気づくことはできていないってことですね(><;)
なので、最後に
「大学辞めてもいいから、生きておくように」と伝え、
息子と別れました。
仕事仲間のこともよく見ておくようにしようと
改めて感じた夜でした。


