ついに大関琴ノ若が誕生した。
モンゴル人に多く占められていた大関の地位に,純日本人が入ってくれて個人的にはうれしい。
ところで,琴ノ若は父親と母方の祖父も力士であったことから相撲一家と言われているが,言い方を変えると世襲ということになる。
まあ,世襲と言っても,実力がなければ番付を上げることはできないわけで,そこが政治家との違いなのかも知れない。
初場所では千秋楽に優勝決定戦で照ノ富士に敗れてしまい優勝こそ逃したものの,大関昇進をかけた場所としては十分な成績であったことは間違いない。
横綱が相手だったから負けても仕方がないと考えず,負けたことを悔しがるのだから,まだまだ伸びしろがあるということだろう。
次の場所は「琴ノ若」で,その次の場所からは「琴櫻」として相撲を取るとのこと。
番付の上では父親を超えた。
次は祖父と同じ地位,すなわち横綱を目指して頑張ってほしいものだ。