誰に教えてもらうのがいいの?

まずは、何を目的に英語を学ぶのかをはっきりさせましょう。

例えば…、
試験に合格するために文法の詳しい解説を受けたいのか、異文化や日本に対する違った意見を学びたいのか、仕事で文書のやり取りに英語が必要なのか、保護者だったら、子供たちに違う国の人と接する機会を与えたいのか。

あなたの目的はどれでしたか?
次に先生を選ぶポイントですが、先生の発音が気になる方が多いようですね。

ネイティブスピーカーの発音が最も優れているのはご存知でしょうが、スコットランド、ニュージーランド、アメリカや英語が母語の国々の人々の中にはネイティブスピーカーではない方もいるってことは知っていましたか?

さらに、ノンネイティブスピーカーや日本人でも、ほぼ完璧な発音とイントネーションで話す先生もいるんです。発音の違いを聞き分けて、真似することができる生徒もいますが、違いが区別できない生徒もいます。

子供たちにとって、発音を真似するのが得意な子には、どの国出身でも完璧な発音を持つ先生が最適です。そうでなければ、先生の発音が極端にヘタでなけれれば、あまりこだわる必要はありません。

もう一つのポイントは、授業で日本語を使えるかどうかでしょうか。

個人的には、多くの子供にとってレッスン中に日本語は必要ありません。
レッスンで何が起こっているか理解できずストレスを感じてしまう子には、多少の日本語での説明が助けになることもありますが、大抵の場合、日本語を使うことで、子供たちが英語でコミュニケーションをとろうとしている意欲を奪ってしまう可能性があります。

高校生以上の生徒の中には、英語を単に真似するだけでは記憶に残らず、英語の仕組みについてもっと詳しく説明する必要がある子もいます。その場合、日本語を使うのも効果的かもしれませんが、これは、文法は例文を使って簡単に説明できることの方が多いんですよ。

異なる文化を学び、子供にさまざまな人種に慣れさせるためには、ネイティブスピーカーでもノンネイティブスピーカーでも素晴らしいレッスンができます。

最終的には、あなたの目標と個々の講師によって異なりますが、国籍を講師を選ぶ理由にする必要はないかもしれませんね。