最近、生活界隈がバタバタしている。

生後7ヶ月の赤子を育てているのだが、子の世話、離乳食の準備、掃除、料理、洗濯などであっという間に時間が経っていく。

このままじゃだめだ。もっと生活をシンプルにしたい。よりミニマルライフに拍車をかけて、もっと楽になりたい、と強く感じていた。

 

そこでふと思った。このミニマルライフのゴールはどこだ?

家から必要最低限のもの以外を無くしたら、なんだかもっと心が寂しくなってしまうのではないか?

思い出の品とか、本とか、この家にある数少ないものすら手放すの?と一人で葛藤した。

そして自問した。「この家の中で主役となるものは、一体何?」

 

私にとっては、それは家族だ。

思い出のDVDでも、写真でも、高価だった電子ピアノでもない。我が家の主役は、自分と家族。だから家は、住んでいる人が一番リラックスできて、心地よくて、笑顔になれて、主役になれる場所にしたい。そう思ったら、気持ちは決まった。今はもう決して見ることのないDVDなどとは、清々しくお別れできる気がした。

 

この一件で気づいたこと。それは、「ミニマリストになりたい」という欲求は、自分の人生に悩んでいるから湧いてくる欲求なのかもしれない、ということだ。「ミニマリストは悩める人」、と言える気がする。(少なくとも、私はそう。)ミニマリストを目指す人は、自分なりのミニマルに近づく試行錯誤をする。そうまでして、集中したり達成したい別の何かがあるのだ。私にとって、今一番集中したいもの、それは家族だ。

 

最近読んだ本の中にも、似たようなことが書いてあって深く共感した。

辰巳渚さん著「ミニマリストという生き方」という本だ。芸人の小島よしおさんとかも出てきて、対談形式でライトに読める。

おすすめです。

 

さて、週末ですね。

みなさまの明日が素晴らしい一日になりますように!