前回ペットショップの勤務により、虫に触ることに成功した髙田青年。

しかしまだギリギリ触れる。。という状態です。

では、なぜそこから虫を飼い、虫屋さんになるに至ったのか。

私が初めにハマったのはダンゴムシでした。

ダンゴムシは小さな頃に触ったことがある方も多いかもしれませんが、なんだか彼らって虫感弱くないですか？

子供の感覚だと「石」に近いような。。。

虫はダメでもダンゴムシは触れる！という方も何人か出会ったことがあります。

今から５〜６年前ペット市場に突如カラフルなダンゴムシが現れました。

例えばこんな

ゼブラダンゴムシや

ダルメシアンワラジムシ

というようなダンゴムシやワラジムシたちです。

はじめてこれらを見たとき

「なんじゃこりゃ！？」「こんな派手なダンゴムシがいるのか！！」

と驚きました。ダンゴムシなら飼ってみようと思い。１０匹のダルメシアンワラジムシとゼブラダンゴムシを迎えました。

彼らの世話はとても簡単で、プラケースに腐葉土を敷き、その上にペットボトルの蓋を裏返した簡易の餌皿にカメの餌を入れておく。

メンテナンスは湿り具合を見て霧吹きをするのと、なくなっているカメの餌を足すだけ。

小さなプラケースで場所もとらず、派手な見た目の彼らは十分にペットとしてそこにいました。

そして、転機が訪れます。ほどなく１ヶ月が経過したころ、いつものごとくケース覗くと、そこには無数の１mmほどの小さなダンゴムシとワラジムシが、、、

「殖えてる！！！！！」

爬虫類や熱帯魚を飼育している人にとって、繁殖あ一段上のステージであり、繁殖するということはその生物にとって良い環境を与えられているというバロメーターでもあるのです。

そんな繁殖が、毎日霧吹きとカメの餌を置いてただけで予兆もなくできてしまったのです。

虫おもろ

ここで私は虫に目覚めてしまいました。

小さなスペースで、労力も小さく（種類によってはその限りではない）繁殖が楽しめてしまうなんて！！

それからというもの、私はダンゴムシとワラジムシを集め出しました。種類も多く、海外の派手なダンゴムシは男子特有のコレクション欲を満たすのにとてもいい趣味になり得たのです。

今の虫屋さんの屋号「まるころ商店」も正式名称は〜まるくてころころした生き物を売るお店〜なんです。

ロゴマークもネッタイコシビロダンゴムシというダンゴムシです。

虫と私を繋いでくれた生き物こそが「ダンゴムシ」だったのです。

こうして飼育部屋の半分が虫で埋まることになったのです。

次回は、なぜ虫屋さんを選んだのかをお話ししようと思います。

まるころ商店　代表　髙田大介

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虫嫌い→虫を飼うまで