国防省は「ブレベスニク」(ヒメウミツバメの意)と名付けられた原子力推進式巡航ミサイルのテスト予定についても明らかにした。改良が行われてほぼ無限の射程距離を誇る。この種の兵器が実用化されるのはブレベスニクが初めてだ。
「低空を飛び、識別の難しい巡航ミサイルで、核弾頭を搭載し、航続距離はほぼ無限で、予測できないコースを飛んで迎撃を迂回する能力も備えており、既存のあらゆる先進的な対空・対ミサイル防衛システムに対して無敵だ」と説明。
試験は2017年の秋から冬にかけてロシア連邦の中央山脈のNovaya Zemlyaでプロトタイプの起動はポリゴンランチャーから行われ、03/01/2018 ビデオが初めて公開された、飛行中原子炉は必要なエネルギーを発生させて、必要なモータブーストを提供しテストは成功、新技術の確証を得たと説明。
このミサイルの胆は、小型原子炉又は、原子力推進ジェットエンジンが開発出来たかであるが?残念ながら映像からは判断できない。それらしい資料もない。大統領によれば、未確認の科学研究機関が強力な小型原子炉(核融合ジェットエンジン)を開発した。このタイプの製品は、Kh-101(寸法:7.25x0.51m)のようなクルーズミサイルの船体に置くことができ、それらの武器に独特かつ高い特性を与える。・・・との言葉のみ。
旧ソ連時代の核ミサイルエンジン
過去の米国の原子力ラムジェットエンジン
今日、新しいエンジンからの放射能の「排気」を最小限に抑える方法が見つかったようです。
このミサイルの背後にある考え方は、原子炉で数千度まで空気を加熱し、過熱空気を噴出させて推力を発生させるエンジン区画を持つことです。 以下にそれらしい映像を示す。
今回の? 核融合ジェットエンジン (原子力リアクター,熱交換器)
Fusion Powered Jet Engine and Airplane (核融合ジェットエンジンと飛行機)
参考:核融合ロケットエンジン
新しいミサイル9M730は、エカテリンブルクで設計されています。ミリタリー・ロシアのポータルによると、その寸法は約9メートル、直径は約1メートル、テール・ユニットの高さは約3.5メートルです。ロケットは長さ約14メートルのコンテナに置かれ、有名な国内ミサイル複合施設4K44「Redut」のコンテナに基づいて作られています。
9M730 ブレベスニク仕様
ブースター込み全長:12メートル
長さ:9メートル
直径:1メートル
テール・ユニットの高さ:3.8メートル
製造ラインの映像は、Kh-101&Kh-102ではないかと思われます。
ランチャーが7m程度
外形は、0.5m程度、Kh-101を引っくり返して製造している模様
長さ:約7. 5m
外径:約0.51m
ウィングスパン:約4m?
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以上です。
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