「メンバーのやる気を引き出したい」
「自分のモチベーションを維持したい」

ビジネスの現場では、
こうした声が
絶えません。

しかし、
個人の「やる気」という
極めて主観的で
不安定なものに
依存している時点で、
その組織や仕組みは
脆弱であると言わざるを得ません。

モチベーションとは、
外部からの刺激や
一時的な感情によって
左右される「副産物」です。

それを直接
コントロールしようとすれば、
無理な励ましや
過度なプレッシャーといった
「場のノイズ」を
生むことになります。

優れた場においては、
「やる気があるか、ないか」
という問い自体が
消失しています。

なぜなら、
個々が自分の役割を理解し、
次にすべきことが明確で、
阻害要因が取り除かれた
「構造」が整っていれば、

人は自然と、
淡々と動き出すからです。

モチベーションに
頼らなければならないのは、
その場の設計が
不全を起こしている証拠です。

内面を鼓舞する
必要のない環境。
ただそこにいるだけで、
やるべきことが
スムーズに遂行される場。

リーダーが注力すべきは
「心のケア」ではなく、
そうした「淀みのない設計」
であるはずです。

織田 凛