「七人の政治家の七つの大罪」(エピローグ) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「七人の政治家の七つの大罪」(エピローグ)

 平沼議員の本を読み始めて、すぐに思い出したのは「ハマコー」こと、浜田幸一元衆議院議員の著書、「日本をダメにした九人の政治家」(講談社)です。
 浜田元議員は、平成5年7月の総選挙の前に政界を引退。この本が出版されたのは、細川連立政権が誕生した後の同年12月です。
 ちなみに、九人の政治家とは、中曽根康弘、竹下登、三塚博、宮沢喜一、梶山静六、小沢一郎、田辺誠(元社会党委員長)、宮本顕治(元共産党議長)、それに浜田元議員であります。
 「私が本当に書きたいのは、単なる『九人の弾劾』ではない。いま国会で論議されているような制度改革でお茶を濁すのではなく、真の意味での政治改革を果たし、世界に対して“日本の顔”を示していかなければ日本は滅びてしまうという、やむにやまれぬ気持ちから、このような本を書く気になったのだ。いま、日本の政治全体が、国民からの信頼を失っている。」
 かなり際どい記述もありますが、「ハマコー」のイメージとは裏腹に、意外にも(?)真面目な内容です。
“日本一の悪タレ政治家”と自称する浜田元議員と“政界のご意見番”を任ぜんとする平沼議員の立場の違いはあれ、お二人に共通しているのは、“時の政治(家)への大いなる警鐘”です。
 「この男は、いずれ親分の首でも平気で取るだろうな。」とまで「ハマコー」言わしめた“変節の危険人物”小沢一郎代表率いる民主党の“単独政権”だけは、阻止しなければ日本の将来は危ういとの危惧の念を持つのです。
 結論は、“自民党よ、しっかりせよ”の心なのだ!!