麻生太郎首相待望論(1) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

麻生太郎首相待望論(1)

 昨年9月23日、自民党本部で行われた総裁選挙会場にいました。
 「予想以上に麻生票が出て欲しいな」と期待を込めて、ワクワクするような気持ちで、開票の歴史的瞬間を待っていたのです。
 「福田康夫330票、麻生太郎197票」
と発表された時、場内には「オーッ」と驚きの大きなどよめきが起こりました。
 よかったと同時に、これで自民党の良識が示せたと思ったものです。
 安部首相退陣後、それこそ1日にして麻生派以外の8派閥が福田支持になだれを打った時、何と見識のないことをするんだろうと考えていたからです。
 麻生派は16人でしたから、麻生派以外の100人の議員が麻生さんに投票したのです。
 地方票は福田76票、麻生65票と拮抗していました。
 党員投票をした35都道府県では、逆に麻生さんが3000票リードしました。
 岡山県でも、福田7274票、麻生6341票と互角に近い戦いをしています。
 党員投票は一般国民の意識と直結しているといってもよいのです。
 実は、このように昨年の段階でも、麻生さんに対する期待感はすでに、相当高まっていたのです。
 党本部の外に出た時、麻生支持のプラカード等を持った数百人の若い人達の集団にもビックリしました。
 その支持の輪は、若い層にも広がっています。
 これも、かつてなかった珍しい現象ではないでしょうか。