金子みすゞの世界(その2) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

金子みすゞの世界(その2)

 大漁
 朝焼け小焼だ
 大漁だ
 大羽鰮(おおばいわし)の
 大漁だ。
 浜は祭りの
 ようだけど
 海のなかでは
 何万の
 鰮のとむらい
 するだろう。
 金子みすゞさんの代表作品であり、世に出るきっかけとなったのがこの詩です。
 “発見者”であり、金子みすゞの詩を日本全国に広めた、童謡詩人、童話作家の
矢崎節夫さんは、「金子みすゞ童謡集」(ハルキ文庫、角川春樹事務所、1998年刊)の中の、
『「みすゞコスモス」への旅』と題する解説で次のように書かれています。