今朝の日経新聞経済欄に「国保の赤字3139億円」との見出しが躍っておりました。国保は毎年3千億円前後の赤字が続き、運営する市町村が税金を投じて埋め合わせを行っています。

 加入者の所得が低く保険料の引き上げは難しいことから、厚労省は来年度から国費の投入や大企業健保の負担増で支援するようです。

 国保財政状況の背景には加入者一人当たりの平均保険料が約8万円であるのに対し、医療費が30万円を超えていることが挙げられます。

 企業健保と比較して加入者の3割が65~74歳、平均年齢が50歳と高齢になっていることが病院通い増の要因となり、医療費支出がかさむ反面、所得が低いために保険料収入で賄いきれずに赤字になる原因となっているようです。

 先日の日経の記事には経済財政諮問会議が、病院の病床再編や後発医薬品の利用促進など地域の取り組みで医療費や介護費を節約すれば、国民健康保険料などを軽減する仕組みを設けるように提起するとのことです。
 
 

 私も経済財政諮問会議のご提案に賛成です。古河市は国保特別会計予算が約163億円で、ここに繰入金が約10億円となっております。私の議会報告に詳細を記してありますが、4月に行われる選挙においてもこれを争点に公約を掲げたいと思います。

 明日は降雪が予想されています。お怪我などされませんようお気を付け下さい。