【読書録】 動物の値段 | 2代目設計屋・仕事っぷり

2代目設計屋・仕事っぷり

金型設計屋の2代目の日々、思うこと・気になること

久しぶりの書評です。

まぁ、簿記の試験が終わって、
気が抜けていると言いますか、
ボケッとしてると言いますか、
元々、ボケッとしてると言いますか。。。

そんなテンションですから、
バリバリのビジネス書を読む気もねぇ。。。

ということで、読んだのがこちら

動物の値段―シャチが1億円!!??/白輪 剛史
¥1,470
Amazon.co.jp

ここで言う、動物とは
犬やネコのような普通に飼えるものではなく、

象、キリン、ライオンといった、
一般家庭ではまず飼えないような動物たち。

著者の白輪さんは動物商。
そんな動物たちのリアルな値段だけでなく、
その過程で起こる裏話が満載。

こういう業界は全くの未知なので、単純に面白かったです。

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■ 目次

はじめに 動物を飼うには、でかくなればなるほど気合いと心構えが必要
第1章 動物園でおなじみのあの動物たちの光と影
第2章 スポットライトを浴びたスターたちの裏事情
第3章 飼ってみようと思わせる生き物たちのホントの姿
第4章 マニアックな動物・人気の動物をめぐるおかしな人間模様
資料

おわりに

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私、動物園とか、水族館とか好きなんですよ。
だからこそ、この本を読む気になったわけなんですが、
単純に楽しめました。

『ライオンよりトラの方が高いのね』
『カバが、敏感肌(笑)』
『パンダはさすがに半端な値段じゃない。。。』
などなど。

普通に図面を書いて生活していても、
まず、知る事はないですからね。(アタリマエー)

今度動物園に行ったら、
違う目線で動物たちを見れそうです。


ところで、この本では、
動物の値段がリアルに記載されています。

動物売買。。。
本書でも書かれていましたが、
動物保護団体などの方が色々言いそう。。。

こういう問題を取り上げるときに、
何でもかんでも、頭ごなしに否定する人がいますが、
密漁とか、乱獲に抗議の声を上げるのは解るとしても、
すべてを悪と捕らえるのはどうかと。。。


動物売買だったり、
最近ニュースになった臓器移植だったり、
命を扱う問題については、

その国、地域、人によって、
風習、考え方はそれぞれ違うわけで。。。

捕鯨の問題なんかもいい例ですが、
唯一無二の正解は存在しないのではないでしょうか?
『=悪』という考え方は、もう議論以前の問題です。


動物売買について個人的には、
動物を保護するって考えが、
そもそも人間のエゴのような気がしますが。。。
まぁ、言い方の問題かも知れないけれど


ちなみに、
『ワシントン条約』
動物保護の条例ではなく、動物取引の条約
絶滅が危惧されている種でも、
取引されていない種は、記載されてしません。
絶滅危惧種に関する記載は、『レッドリスト』ですね。
お間違いのないように。。。

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■ 関連サイト
レッドリスト IUCN日本委員会

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楽しみつつも、色々考えさせられる本でした。
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