脳科学の観点から、自分をいかに変えるかが、
非常に解りやすく、実践的に書かれた1冊です。
こういう本を読む人って言うのは、
少なからず、「自分を変えたい」とか思っているわけで、
本当の意味ではダメな人ではないでしょう。
しかし、変えたいが変わらない、
というか、変える方法が解らない。。。
そこで今回の書籍の出番です。
● 脳の性質を知り、自分の弱点を克服する、
● というのが本書の趣旨です。
「脳の性質」を理解し、その原因を踏まえて、
日々の生活を改善したり、意識的なトレーニングをしたり、
類書は結構出版されているかと思いますが、
この本は非常に解りやすい。
解りやすいために、
脳科学の本を読みなれている人には返って
物足りないかもしれません。
しかし、この手の書籍を難しく感じる人でもさらっと読めます。
また、色々な自己啓発の本で色々な方法が紹介されていますが、
この書籍で、脳科学の視点からの理由付けができるような気がしました。
脳から自分を変えてやりましょう
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■ 目次
1 やる気が起こらない
2 集中力がない
3 早起きを定着させられない
4 抑制の力が落ちている
5 「空気が読めない」と言われる
6 自分の考えをまとめられない
7 思い出せない言葉が増えている
8 アイデアが浮かばない
9 時間を無駄遣いしてしまう
10 同じ失敗を繰り返す
11 ネガティブ思考に陥りやすい
12 変化への対応力がない
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目次をみると
何かしら改善したい項目があるのではないでしょうか？
私なんて大半が当てはまったりして。。。（汗）
とはいえ、何でもかんでも試してみればいいというものでもなく。
● 自分に当てはまる項目がいくつもある場合でも、
● 一度に何もかも改善しようとはしないで下さい。
● 脳が一度に意識できることはあまり多くないからです。
だそうです。
人間の記憶の限界数って7つ（±2）程度って言いますから、
いきなり多くを実践するのは無理があるのでしょうね。
ということで、本書の中から、
実際に自分がやってみようと思うことを、厳選して5つほど
● 少し面倒だと思うことを積極的にこなし、抑制の力を強化しよう。（4章）
● なれない場所に行く機会を増やす（視覚的注意力を高める）（5章）
● 言葉のキャッチボールを大切にし、使い慣れない言葉を積極的に使おう（7章）
● ひらめきは「応用問題を解く力」であると考え、基礎固めに力を入れる（8章）
● 感情の安全地帯を作る。「確実にできること」をしている状態を増やす（11章）
どうせやるなら5つをリンクして考えれば実行しやすいと思ったので、
自分の中で関連付けできそうなことを上げてみました。
まず、私にとって、
なれない場所に行くことは、少し面倒なことです。
そして、なれない場所で誰かと話すことで、
使い慣れない言葉を使います。
（ちょっと専門から外れる展示会とか）
しかし、そればかりですと、ストレスが溜まってきますから、
「確実にできること」をこなして、ストレスを回避します。
「確実にできること」をより確実にするためには基礎を固めること。
やはり基礎固めは何においても大切ですから、
ここはもう、コツコツと積み上げる部分ですね。
。。。
おお！完璧じゃないですか！？（カンチガイ）
偶然にも最近、なれない場所、初めての場所に行く機会が多いです。
これって、行くまでは正直ちょっと面倒に感じたりするのですが、
行ってみると、ものすごい刺激になっています。
意識してそういう行動をいていたわけではなかったのですが、
脳の性質的に、いい効果を及ぼしていたわけですね。
（そこで、なかなか上手く話せないのが目下の課題。。。）
これからは同じ行動をするのでも
脳の性質を意識した行動を心がけることができますから、
より効果的な行動がとれるのではないかと。。。
その他にも、納得できる理由付きで、色々な方法が紹介されています。
誰が読んでも、何かしら引っかかるところがあるのではないかと思われます。
自分を変えたいのに、上手くいかない方は是非！！
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■ 著者 築山 節さんの著書
ブログ記事/7月の読書 ②
ブログ記事/【5月の読書】脳を活かした整理術
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脳って、不思議っす。
