2019.10月 ソロキャンプ
栃木県日光市 菖蒲ヶ浜キャンプ場

続きは朝からです。


6時前後にテントから這い出て、中禅寺湖で深呼吸です。



深呼吸の後、マイサイトを振り返る。


銀マットにEVAフォームマット、-2℃限界のミノムシシュラフで無事に安眠。

このマットでもおそらく氷点下に耐えられるな、という手応えは感じた。収穫だ。



やっぱり多少酔っ払っていたのか、バーボンのミニボトルが転がっているw 今回の片付けは80点だ。

ちなみに焚火台の下には100均の天ぷらガードを敷いている。
バンドックの焚火台はほとんど灰が下にこぼれることはないが、地面へのダメージを考慮した。

今は焚火シートや防炎のスパッタシートなどを使い、地面や芝への影響を考慮する方も増えているようで、前回のキャンプで友人からその話しを聞いた。


まぁ、山猫はその友人のスパッタシートに穴を空けてしまった訳だけれど…(ゆうにんさん、天ぷらガードで良ければ弁償します(^_^;)。




水場は洗い物シンクと洗面シンクに分けられていて、洗面シンクの方には"こちらで洗い物は禁止"と看板も出ている。個人的にはこのシステムが好きだ。

すぐ近くにゴミの分別と灰捨て場もあり、どちらも置いていける。

灰はドラム缶に捨てられるのだが、まだ燃えていても構わないとのこと。
実は朝の炭火の消化作業にはまあまあ時間がかかる。ありがたい。



トイレは大きく、しかも大の数がとても多い。
朝のトイレ渋滞対策も考慮されているようだ。

そして、どちらの施設も奇麗に清掃されており、朝から撤収の時間まで、スタッフさんは常にどなたかが作業をされていた。

素晴らしい。



夏季だけ開放するという管理棟手前の湖畔サイト。

こちらからは朝日が登る。



しばしエナジー充電。







サイトに戻ってモーニング珈琲。

ミニマル装備のためインスタントを採用。
これで十分だ。





くぅ〜…たまらない景色だ(2回目)…
本当になんだかすみませんw


少しずつ日が当たっていくサイトで、一気に気温は上昇し、シャツを羽織る程度で過ごせるようになる。

売店で味噌汁を買いに行くが、売っていなかったので、朝食はカップラーメンに変更した。
冷えた朝には塩分の汁物が欲しくなる。

売店の方に、
「今朝は何度まで冷えたんですか?」とお聞きしてみると、
「朝は7℃だったね。よかったらお湯も入れていきなよ。割り箸もあるよ」と言ってくれた。


12月の気温だ。道理で寒かった筈である。




撤収完了。

帰りはダウンもパーカーも外付けしてまとめる。
見てくれはアレだが、こうしてひとつにまとまるととても嬉しいw

少しでもしんどさやキツさを感じたら、車までコンフォート装備を取りに行こうと思っていたが、今回は風もほとんどなく、何かのご褒美みたいに天気も晴れ渡っていた。



ビジョンピークスのザック"ヴォルケ"もガッチリした作りで、最後まで頼もしく山猫の装備を運んでくれた。

車を横付けできるキャンプなら、チェアもテーブルも出すと思うけれど、ミニマル装備でのキャンプは想像以上に楽しく、そして心地よかった。

採用だ。



「良かったらまた来てください」とチェックアウトで管理人さんが言ってくれる。

「ずっと来たかった所なんですけど最高でしたよ」と話すと、
「今回みたいに静かでゆったりできるキャンプは平日しかできないですからね。なかなか難しいでしょうがまたウィークデイを狙ってみて下さい」と言ってくれた。

「ここは皆さん公営だと思ってるみたいなんだけど、個人でやってるキャンプ場なんですよ。だから国立公園を汚したらアウトなんです。今はネットの影響か人気で人も増えたけど、管理人の評判は悪いんだよ」と笑っていた。

人が増えれば色んな人もいるのだ。


「昨日は三日月だったけどね、風のない日に満月になると湖面に月の道っていうのができるんですよ。光がね、すーっと伸びて道みたいになるんです。今度はそんなのも見に来て下さい」

そんな話をされたらたまらないじゃないか…と思いながら、山猫はようやくキャンプ場を後にした。




すぐ近くの竜頭の滝というのをついでに見に行ったが、山猫は終始ぼぉっとしていたようだ。

きっと、キャンプ場があまりにも素晴らしかったせいだ。

以上、栃木県日光編終了である。
月の道はご縁があればいつか見ることができるだろう。


おわり…