受験初日の保護者控え室で待っていた時のことです。控え室は保護者や小さいご兄弟の方でいっぱいでした。
待ち時間が半分過ぎた頃、私の後方で、あるお母さんがかかってきた電話に出て、話し始めました。
保護者控え室での通話はマナー的にどうかとは私は思います。私なら外に出て話をします。
でも、そのお母さんは20分ほど、周りを気にすることもなく、控え室で電話をし続けていました。
お母さんが話をしている内容が、私の位置からでもよく聞こえました。
この待ち時間の間に、午前中に受験した中学校の合格発表があったようで、涙声で「ありがとうございます。まだ本人は試験中で知らないんです。」「早く学校に行きたいと言っています。」などと話をしていました。
他人様のことですが合格はいいお知らせだとは思います。このコロナ流行の中、無事に受験日を迎え、合格されましたから。
ただ、まだ本日初日、初合否の発表を明日に控えている受験生の保護者が圧倒的に多い中、このように控え室で聞こえるように電話をされているのはどうかと思いました。
他人は他人、気にしないのが1番ですね。
母の私は、次男を無事に受験校まで送り届けることくらいしかできません。あとは、次男が今までの頑張りを最大に発揮できることを祈るだけです。
昨晩は、寝坊したらと不安になり、何度も起きて時計を確認したことか。
午前の受験の時も、午後の受験の時も、ドキドキ緊張しっぱなしの私でした。
それを見た次男は
「ママがなんで緊張しているの?」
と言われました。
そう、次男はリラックスしっぱなしでした。
いつもと変わらない無邪気な笑顔で
「行ってくるね!」
と教室へいく階段を上がっていきました。