【橋下大阪市長】ものの言い方
おはようございます。
昨日の読売新聞の記事より。
橋下市長、廃止の音楽団に「営業活動せよ」(4/18)
大阪市の改革プロジェクトチーム(PT)がまとめた事業見直しの試案について、所管部局と改革PTが公開で討論する「オープン議論」が17日、市役所で行われた。
16日に始まり、2日目。2013年度に「廃止」とされた市音楽団について、橋下市長は「音楽技術がすばらしいなら、しっかりと営業(活動を)すべきだ」と述べ、市からの自立を迫った。
市音楽団は国内唯一の自治体直営の吹奏楽団。市は、公演収入などを差し引いた運営経費や団員の人件費として、年約4億3000万円(10年度)を負担している。橋下市長は廃止した場合、市職員として採用された音楽士36人の配置転換を認めず、分限免職する意向を示している。
公開議論で、所管する市教委側は、演奏料金の値上げで今年度320万円の増収になるとし、自立化については検討期間を設ける方針を示した。しかし、橋下市長は「検討してできなかったではいけない。最終的に自立するか、しないかだ」と強調し、試案を確定させる6月までに楽団側と意見交換するとした。
また、橋下市長は、市の外郭団体が運営し、試案で運営補助が廃止とされた「キッズプラザ大阪」(北区)について、民間の運営主体を探すよう市教委に要請した。
続いて、5日付けの同じく読売新聞の記事より。
橋下市長、市音楽団員の配転認めず「分限免職」(4/5)
大阪市の橋下徹市長は5日、市が同日発表した施策・事業の見直し試案で「2013年度に廃止」とされた市音楽団の音楽士36人の処遇について「単純に事務職に配置転換するのは、これからの時代、通用しない。仕事がないなら、分限(免職)だ」と述べた。
市改革プロジェクトチームの試案では、音楽団を「行政としては不要」としつつ、市が正職員として採用してきたことから、「配置転換先を検討」としていたが、橋下市長は「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」と述べ、配置転換を認めない意向を示した。
市音楽団は1923年に発足。国内唯一の自治体直営の吹奏楽団で、市公式行事での演奏や有料公演などを行っている。市は公演収入などを差し引いた運営経費や人件費として年約4億3000万円(2010年度)を負担している。
私は今まで、地方自治体直営の音楽団があるということすら知りませんでした。しかも、国内唯一というのですから、他の音楽団は別の経営方式で成り立っているのでしょう。ですから私は大阪市の音楽団が直営から切り離すこと自体は反対しないし、もし私が市長であっても同様の決断をしたであろうと思います。
しかし、私が問題にしたいのは橋下市長の「物の言い方」。直営を廃止にするのであればまず、市長自ら音楽団のところへ出向いて頭を下げてお願いするのが筋です。そして市の財政状況を丁寧に説明しご理解頂く。そういった姿勢が求められるのではないでしょうか?それを「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」などと上から目線な言い方をするのは許せない。
B型ならではの一方的な物の言い方があるのかもしれませんがそのような乱暴な言い方をせずにせめて、再就職に向けた支援策なりを提示するのが普通でしょう。もともと、橋下市長には知事時代の発言を聞いても、文化に対する尊敬の念というのがないと思われます。このやり方は過去の中国の文化大革命を思い起こさせます。
ちなみに、名古屋市ではどうなっているか調べたところ、例えば名古屋フィルハーモニー交響楽団は「公益財団法人」という形をとっております。
昨日の読売新聞の記事より。
橋下市長、廃止の音楽団に「営業活動せよ」(4/18)
大阪市の改革プロジェクトチーム(PT)がまとめた事業見直しの試案について、所管部局と改革PTが公開で討論する「オープン議論」が17日、市役所で行われた。
16日に始まり、2日目。2013年度に「廃止」とされた市音楽団について、橋下市長は「音楽技術がすばらしいなら、しっかりと営業(活動を)すべきだ」と述べ、市からの自立を迫った。
市音楽団は国内唯一の自治体直営の吹奏楽団。市は、公演収入などを差し引いた運営経費や団員の人件費として、年約4億3000万円(10年度)を負担している。橋下市長は廃止した場合、市職員として採用された音楽士36人の配置転換を認めず、分限免職する意向を示している。
公開議論で、所管する市教委側は、演奏料金の値上げで今年度320万円の増収になるとし、自立化については検討期間を設ける方針を示した。しかし、橋下市長は「検討してできなかったではいけない。最終的に自立するか、しないかだ」と強調し、試案を確定させる6月までに楽団側と意見交換するとした。
また、橋下市長は、市の外郭団体が運営し、試案で運営補助が廃止とされた「キッズプラザ大阪」(北区)について、民間の運営主体を探すよう市教委に要請した。
続いて、5日付けの同じく読売新聞の記事より。
橋下市長、市音楽団員の配転認めず「分限免職」(4/5)
大阪市の橋下徹市長は5日、市が同日発表した施策・事業の見直し試案で「2013年度に廃止」とされた市音楽団の音楽士36人の処遇について「単純に事務職に配置転換するのは、これからの時代、通用しない。仕事がないなら、分限(免職)だ」と述べた。
市改革プロジェクトチームの試案では、音楽団を「行政としては不要」としつつ、市が正職員として採用してきたことから、「配置転換先を検討」としていたが、橋下市長は「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」と述べ、配置転換を認めない意向を示した。
市音楽団は1923年に発足。国内唯一の自治体直営の吹奏楽団で、市公式行事での演奏や有料公演などを行っている。市は公演収入などを差し引いた運営経費や人件費として年約4億3000万円(2010年度)を負担している。
私は今まで、地方自治体直営の音楽団があるということすら知りませんでした。しかも、国内唯一というのですから、他の音楽団は別の経営方式で成り立っているのでしょう。ですから私は大阪市の音楽団が直営から切り離すこと自体は反対しないし、もし私が市長であっても同様の決断をしたであろうと思います。
しかし、私が問題にしたいのは橋下市長の「物の言い方」。直営を廃止にするのであればまず、市長自ら音楽団のところへ出向いて頭を下げてお願いするのが筋です。そして市の財政状況を丁寧に説明しご理解頂く。そういった姿勢が求められるのではないでしょうか?それを「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」などと上から目線な言い方をするのは許せない。
B型ならではの一方的な物の言い方があるのかもしれませんがそのような乱暴な言い方をせずにせめて、再就職に向けた支援策なりを提示するのが普通でしょう。もともと、橋下市長には知事時代の発言を聞いても、文化に対する尊敬の念というのがないと思われます。このやり方は過去の中国の文化大革命を思い起こさせます。
ちなみに、名古屋市ではどうなっているか調べたところ、例えば名古屋フィルハーモニー交響楽団は「公益財団法人」という形をとっております。