芦花公園(ろかこうえん)著書
「食べると死ぬ花」
なんとも
心にずっしりと
オモリを乗せられた読み味
ある一族の前に現れる
瞳の美しい謎の男
その一族
…それぞれの人生に関わってくる
救われるもの
人生を破滅させられるもの
彼を求めているもの
人により、彼に対する想いは変わってくる
それを外から見ている第三者にとって
「精神的に病んでしまっている」
「妄想だ」
「遺伝子が受け継がれていく」
そう思われている
救いと思っていた男は
果たして
神か悪魔か
現実か妄想か
はたまた親族が受け継ぐDNAが引き起こす現象か
少し宗教的な内容も感じて
読み進めるのに時間が掛かった
内容を十分に理解できたかどうかは
ちょっと分からない
……そんな1冊でした