『黒と白』の最終稽古。通し稽古だった。最終稽古に向けて固めていくと言うよりは、まだまだ挑戦をしていっている段階。

着地をしようと思って翔んだところで、翔ぶ前の自分と翔んだ後の自分が別物になれるとは思えない、着地なんてできなくてもいいや、と言う思いで、地面を蹴ってみる。

うまくいったり、いかなかったり。共演者との絆は深まり続けてく。

 


わけあって稽古場を早めにドロンした関係で集合写真撮影に居合わせられなかったのだけれど、後からゴーキが「勝手に合成しちゃいました!!!!!」っていうハイテンションなラインをくれた。嬉しかった。ちょっと、楳図的なホラー感あるけど、これがゴーキの世界観なのかあ、て笑えたのも含めて、なんか、禍が転じて福になった感じ。あ、私が演じておりますマルートという天使は、「災禍」と「幸福」の両方を司る天使なのですよ

 


稽古場を助けにきた、まさき。いとうまさき。しゅうとと同じ事務所らしい。芝居好きだし、一生懸命だし、すごくよかった。今日で稽古はおしまいだけれど、ほんとうにお疲れ様。とてもいいやつなので、どこかで目撃した人は、「あ、あいついいやつなんだな」と思ってくださいな。なんか、紹介したくて写真とりましたん。

 

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日常の輝きをたくさん見つけている毎日を過ごしています。幸せなんて、感じるか感じないかのことなのだから、感じる力を手に入れたらいいんだろうな、てわかる。


人間にとって、絶対的な幸せなんてないものね。遭難して何日も食べてなかったらアンパン一つが宝飾に思えるだろうけれど、飽食まみれの毎日を過ごしていたら数万円のご馳走も、なんてことない惰性の一食になる。自分個人としては、食べることにまったく執着はないけれど、誰かが作ってくれた、とか、誰かが食べさせてくれた、ってことで幸せになる。僕は多分、物語を食って幸せになってるんだと思う。

 

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てをつなぐってすごいとおもう。


こどものころは、とにかくてをつながされたし、家族とも、友達とも、すごくあたりまえにてをつないだ。


なんか、どうぶつとしてすごくあたりまえな、初期設定、みたいな、習性なのかもしれないのに 


あるときから、よほどのことがないと、つながなくなる


手当て、は、じっさいに効果ある、と言う話を、全面的に信じてる


手で握ったおむすびは、サーモグラフィーで調べたら、機械で握ったのとぜんぜん、ちがう、てのも、しんじてる


じゃなきゃ、手をかざして何かを起こす人の伝説が、こんなにあるはずもない


どうかどうか、自分の手にも、魔法みたいな、生命力みたいな、なんか、解明なんかされてなくてもいいから、なにかしらの、力が、あればいいな、ありますように、あってくださいおねがいします


とおもいながら、すごしました。


もしもそんな力が自分のあるなら、困ってる大切なひとに、この手なんか縫い付けておいてしまいたいのにな

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おやすみなさい。


今夜もおやすみなさいが言えることによろこんでます。世界で一番やさしい言葉を決める大会がもしもあるなら、「おやすみなさい」はそうとう上位に食い込んでくると思う。いや「上位に食い込む」なんて過激な様子すらみせないかもな、「おやすみなさい」は



「また明日ね。」

「うん。」


これも、好きな会話。


明日また目覚めることなんて、奇跡だ。ましてや、また巡り会えるなんて。そう思ってるから、子供の頃はいつも眠るのはちょっと怖かった。だから、確信なくても「うん。」て答えてもらえると安心した


じゃあ、ね。

今日もよくがんばったよね僕たち



おやすみなさい



「また明日ね。」