きょう、おもったこと。

 

・最近の僕について。

サブマリンの稽古とクロジの稽古を、行ったり来たりしている。間に、いろいろなプロジェクトを進めながら、おぼんろの本公演について、進めてる。困ったことに、すべての項目が、大好きだ。項目自体も好きだし、そこで出会う人たちそれぞれが「ずっとここにいたい」と思うレベルで大好きだ。体が裂けてあちこちに行けたらいいな、と思ったけど、体が裂けたら死んでしまってどこにも行けないので、体は裂かずに、生きて、がんばろうと思った。

 

・サブマリンについて

なんか、素敵過ぎる座組なのだ。岡田達也さん(キャラメルボックス)、みのすけさん(ナイロン100℃)、粟根まことさん(劇団新感線)と言う、演劇ミーハーではないつもりの僕でさえもドキドキしながら感激してしまう大先輩方がいらして、アドバイスをくださる。ああああ。オファーを受けた段階では台本もまだ頂いておらず、「大切な役だけれど、出番は限られているので、1日、2日稽古場に来れればいいので!」とのことだったのです。だけれど、ふたを開けてみたらめちゃくちゃストイックにエンゲキエンゲキした会話だらけの演劇だし、みんなで創り上げていく稽古を観ているだけで幸せだし、ああ、もう、稽古場にずっと居られないのが、さみしい。だがしかし、作品は素晴らしく積み上がって来ている。自分の役割を、しっかりやる。

 

・クロジについて

こっちも、なーんか、すごい。10月4日が初日だというのに、昨日の9月7日からすでに通し稽古が出来始めている有り様。否応無しに役作りが必要なキャラクターを演らせてもらえるもので、じっくり煮込んでいく所存。

 

・おぼんろについて

いろいろあって、発表が遅くなっている。でも、申し訳ないのだけれど、発表のための発表をするよりは、大切な部分を大切にした上での発表に行き着きたいと思っているので、どうかお待ちください。11月前半を開けておいて頂けると幸いに思っています。物語については実は信じられないくらいに世界が広がり始めていて、僕はたのしくてたのしくて夜も眠れません。はやく、贈りたいと思っています。遺作に成る可能性もあるんだ、と言う覚悟で望む心持ちです。気合い云々でパワーがすごいんだぜ、というよりは、シンプルに、「これが最後なら何を創るかな」と言う心持ちを持つことで、けっこう作品に対するスタンスが変わるんです、僕の場合。

 

・PMCパンフ撮影について

本日はポップンマッシュルームチキン野郎と言う兼ねてから兄弟のように付き合わせて頂いている劇団のパンフ撮影に行って参りました。来月、ゲストで1ステージでだけ出演するんです。なんかこうやってときたま、いろんな小劇場界隈の劇団と付き合うのは、なんか楽しいです。かねてから噂に聞いていた、名前が一文字違いの末野卓磨くんと初めて遭遇しました。別日にゲストで出演されるようです。お互いに「よくやく会えましたね」と言葉を交わしました。なんか、生き別れた双子と出会ったような心持ちになりました。名前が似ていて、プロデューサーまで混乱していました。ぼくらはそれをみて、笑いました。

 

・カナブンについて

蜘蛛の巣に引っかかって、逃げようともがいているカナブンを見かけました。近くには、蜘蛛がいました。僕は、どうしようか、と思いました。自然の摂理の中では、弱肉強食。別に、食べる方が悪いではない。食べれなければ食べれないで、蜘蛛は飢えてしまうかも知れない。だけど僕は、ごめんなさいと謝りながら、カナブンを助けてしまいました。蜘蛛の巣には他にも、もうすでに息絶えてしまっていて蛾も捕らえられていたのもあるからです。でも、蛾がいてもいなくても、僕は同じことをしたかも知れません。正しかったか正しくなかったかわからないのだけれど、じたばたと、生きようとするカナブンが泣いている気がして、僕は僕の思考ではなく、感情に従おうと決めました。けれど、飢えて苦しむ蜘蛛もまた泣くのかも知れません。これは、答えがでないまま、僕はずっと生きていくのだろうな、と思いました。

 

・反省

手短に書こうと思って、こう言うスタイルでブログを書き始めたのに、こんなに長くなってしまった。そして、朝まで続いてしまいそうだ。饒舌な夜は、なんか危険。早寝をいまから試みます。

 

・願い

南伊豆と岡山の麗しきクソガキどもに会いたいです。もっというと、親御さんたちにも会いたいです。なんか単身赴任みたいな気持ちです。

 

・おしまい。

おやすみなさい。おそらくは今夜どこかでいまこの瞬間にも流れているであろう見ず知らずの流れ星を想像しながら、ねむりましょう。ぐっすりぐっすり、ねむりましょう。