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つくづく自分が嫌になってしまった。。
何のことかと言うと、拾った子ねずみを育てようとして
結局、死なせてしまったのです。
ことの発端は 4/7(月)の午後、
雑草堆肥の囲いの中で 畑ねずみの嬰児を見つけてしまった。
おそらく枯れ草の中に畑ねずみの巣があって
おとんが枯れ草を捨てた時に一緒に捨ててしまったらしい。
他の子達や巣も見つからず、ただこの子一匹だけだった。
まだ生まれて数日の3センチほどの赤いころころした小さな塊。
一度は土に戻して見なかったことにした。
なぜかと言うと畑ねずみは作物を荒らす「害チュー」だから。
でも、ウチの畑ねずみはちっちゃくて
顔はジャンガリアンハムスター似で可愛らしいんだな。
でも、しばらくして やっぱり気になって掘ってみると
すっかり体が冷え切っていたけど まだ生きていたので
プラケースに入れてコタツで温めておいた。
心の中で「ねずみなんか育ててどうするつもり?」と自問。
たかが子ねずみなんだけどね、
放置すれば死んでしまうとわかっていて
見ないフリをするのは。。
結局、それから4/7、8と子ねずみの世話をした。
砂糖を少し入れた牛乳を先の細いシリンジで飲ませるのに
指先に全神経を集中して、むせないように、極々少量ずつ。
何しろ対象物が小さいから、少しでも多いと窒息してしまう。
それでも幾らかは飲めていたのか、
ウンチやおしっこも出ていて安心した。
4/7の深夜、子ねずみを触ってみたら
すっかり体が冷えていたので
人肌で温めた方がいいかなと思い
ティッシュに包んで肌着の胸元にピンで留めた。
以前、先住インコのチビがまだヒナの時や
亡くなる日、すっかり弱っていた時に
ふところで温めたら元気を取り戻したから。
子ねずみにも効果があったようで、
それから丸一日、自分のふところで飼育。
お腹がすくと小さな声で「チーチー」鳴き
手足をばたつかせるのですぐわかった。
こうなると情も湧いて来るから不思議だ。
4/9の午前3時頃、鳴き声で起こされてミルクを与えた時、
子ねずみの体が小さくなっているのに気づいた。
牛乳じゃ栄養が足りないんだ。。
でも、今の自分にはこれ以上、どうしようもないし。
無力感を感じながら、ティッシュにくるんでふところに戻した。
午前8時頃、なかなか鳴かないなぁと思いながら
朝の片づけを終えて授乳しようと取り出してみたら
子ねずみは動かなくなっていたった。
それから子ねずみを銀杏の樹の下に埋めた。
左が子ねずみ、右が去年の10月に亡くなったインコのチビ。
涙は出なかったけど、
今だにふところの温もりを思い出すと切ない。
仕方がないとわかっていても
自分のやり方が悪くて死なせてしまったんじゃないか
あの時こうしていれば…
それともあんなことをしなかったら…
いつも余計なことを背負い込んだあげく、
一人反省会をして後悔している自分にウンザリする。



