【違和感㉑勘違い】

　つい先日まで、あるコトワザの意味を勘違いしておりました。。

　「お前百までわしゃ九十九まで共に白髪の生えるまで」

「夫婦共々、白髪になるまで長生きして仲良く暮らしても、大切なお前は私より1年でも長生きしておくれ」って、夫が妻に対する愛情の意味だと思っておりました。。

　･･･でも、それは夫婦が同い年生まれだった場合であって、奥さんが年上だった場合には先に100歳を迎えるのは妻の方なので意味が大きく変わるぞ･･･　と密かに違和感を感じていたのであります。。（笑）

　先日読んだ本で、それが誤りだと分かったのであります。。

「お前」ってのは本来敬語で、妻から夫に対して言っている言葉で「お前」は夫を、「わし」は妻の事を指していて、夫が百才まで、妻（自分）が九十九才まで仲良く暮らしていきたいということばだそうな。。

　夫が百才で妻が九十九才についての解釈は２通りあって、１つは相手に先立たれることによってさびしい思いをしたくないから自分より先に死なないで欲しいという願いを込めたものだとの事。。

もう１つの解釈としては、昔は姉さん女房をもらうことが喜ばしいとされていたことから、１つ年上の妻と結婚した夫の場合、例えば夫が100才、妻が99才で夫婦が一緒に長寿の最期を迎えられるというもの･･･　だって。。

　でも、やっぱり同い年生まれでないなら、その年齢差が多ければ多いほど意味合いが微妙に変わってくるぞ･･･　と、違和感が拭えないオイラでありましたとさ（笑）

過去の[違和感シリーズ]のバックナンバーであります(^^♪