エゾタヌキ担当です。 本日の天気は晴れ。 今日のたぬきのご飯は一頭あたり、 
お肉200グラム、お魚(オオナゴ)1匹、ジャガイモ1/4個、リンゴ1/4個、ニンジン1/4本、ドックフード30g予定です。 昨日の残餌は、ニンジンとユスラウメが少し。 
フンの状態は、シロとあん共に通常通りでした。

今日はチンパンジーの人止め柵の中に生えていた野イチゴをタヌキ達にお裾分けしました。
昨日も園内に生えていたユスラウメを少しあげてみましたが、あまり食べていませんでした。
一方の野イチゴはお気に召したらしく、食べている様子が見られました。

さてこの様にタヌキは果実もよく食べるので、種子散布者としても優秀な生き物となっています。
鳥類よりは、四つ足なので散布範囲は狭いのですが、タヌキの特性の「溜めフン」と種は非常に相性が良かったりします。

鳥やその他の動物だと、フンは適当なところに落とされるので、根も張れないような硬い地面ではお先真っ暗ですが、タヌキは同じ場所にフンをするため、溜められたフンは堆肥となり、肥沃な土壌となったところに、新たな芽が生えてくる…。そんなお話でした。

ちなみに、アライグマのマルは食べたことのないユスラウメも野イチゴも即座に完食し、アライグマの特性の逞しさを感じました。