「真野鶴」五代目留美子の蔵元日記 -716ページ目

料飲三田会で日本酒と洋食の会

昨日、料飲三田会が日本橋の老舗洋食屋「たいめいけん」さんで開催されました。

今回は、定期会合に加えて、「たいめいけん」さんの創業80周年記念も合わせてのお祝い。
そんな特別な会にふさわしく、テーマも「日本酒と洋食」と特別バージョンで、
ご出席者も料飲三田会メンバーに加えて、地元日本橋の料飲組合の方々もご参加という
豪華な顔ぶれとなりましたニコニコ

「真野鶴」五代目留美子の蔵元日記

前菜の一皿です。

これに合わせて乾杯で提供されたお酒は光栄なことに「真野鶴・万穂(まほ)」ラブラブ

ワイングラスで上品で熟成したフルーツのような香りを存分にご堪能頂きました。

今回はゲストスピーカーとして、私の三田会の先輩であり酒サムライでもある妹尾理恵さんが登場。

「世界が認めた日本のSAKE」のタイトルで国内外の大使館や領事館で
コーディネイトしてきた幾多の酒ディナーの経験や、海外の方々から高く評価頂いている
日本酒の魅力について熱く語って下さいました。

本日の日本酒も妹尾さんが悩みに悩んでセレクトした3種類。

「真野鶴・万穂(まほ)」、「真澄・七號」、「醸し人九平次・希望の水」。

お料理に合わせて器を変えつつ登場。

どれも個性がありつつも洋食コースと調和を楽しめる美味しいお酒でありました!!

「真野鶴」五代目留美子の蔵元日記

本日の大役を果たされた妹尾さん(中央)、司会役の高野さん(右)でございます。
お疲れ様でした~!!


「真野鶴」五代目留美子の蔵元日記

最後に、妹尾さんより東日本大震災で被災した蔵の復興支援へのご協力をご提案したところ、
皆様気持ちよくご協力下さり、たくさんのお心遣いを私がしかとお預かりしまして
後日、日本酒造組合中央会にお届けすることとなりました。

おいしいお食事とお酒、そして皆様の温かいお気持ちが心に広がる素敵な会でありました!

この場をお借りして、改めて御礼申し上げます!

LA times に酒蔵の記事


先月、「Los Angeles Times」にうちの蔵が紹介されました。
アメブロお披露目すべく、改めて御報告・・・。
既読の方、ごめんなさい(>_<)

実はこの記事がきっかけで、今回の震災があった時に
お見舞いメールを頂きました。
まったくお逢いしたことのないアメリカ人の方だったのですが、心が温まりました。

記事を書いて下さった方とその友人の方たちは、
アメリカでの支援活動について動き出しています。
私もお手伝いさせて頂くべく連絡を取り合っているところです。

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LA TIMESのフードコラムの記事です(2月24日付け)。

記事の中では仕込み真っ最中の杜氏の話がたっぷりと語られています。

29歳から当社の杜氏をつとめる工藤賢也は、大学生の時に職人を目指し、
日本酒の世界に入ることを決意して卒業式当日(すなわち欠席して!)
新潟に就職先を探しにやってきました。

酒を造るなら、日本一の酒処・新潟へ。

そしてなぜか佐渡に渡って当社にも面接に来たそうです。
(当時、私はまだ東京にいて、父が応対しました)

しかし父は、お酒造りを目指すその大学生に「他の蔵も見ておいで」と言ったそうです。

言葉通りいくつかの蔵を訪ねた工藤は、また真野鶴に戻ってきました。

「ここが自分の場所だ」と。

彼が訪ねた中で、真野鶴の蔵がもっとも手作業を中心とした造りで、
お酒の技術を学ぶのに一番適していると感じたのだそうです。

実際、造りの期間中はずっと泊まり込みという今では珍しい手造りの蔵。
それだけ精神を傾けなければいけないと同時に、手をかけた分、
酒が応えてくれる場所でもあります。

後継者不足がよく言われる酒業界にあって、高い志を持つ若いスタッフたちに
恵まれて、本当にありがたいことだと思います。

さらに彼には松井万穂さんという素晴らしい師匠に恵まれました。

若き頃、日本一に輝いたこともある万穂氏から、工藤は多くのことを学びました。

万穂氏引退後、29歳で当社の杜氏になってから、工藤は国内外で幾多の栄誉に
輝く酒を生み出しています。

人の縁、時の縁。

素晴らしい極上の一滴はそんな縁から生まれるのかもしれません。


真野鶴を代表する酒「真野鶴・万穂(まほ)」は、この名杜氏・松井万穂氏から
お名前を頂いたものです。

今日も蔵では、杜氏と蔵人たちが粛々と酒造りに向き合っています。

LA TIMESウェブ記事もございますので、ぜひご一読下さい!

We are all thinking about you~折鶴に祈りを込めて。

地震後、海外からいっぱい届いたお見舞いやエール。

みんな心のこもったメッセージで、日本はとても愛されているんだな、と感じます。


今日もたくさんのエールのメールが届きました。

「My sympathy goes with the people of Japan」

「 I believe JAPAN will recover !!」


3月上旬にアメリカからもらっていたお酒のオーダー。

正直、キャンセルになるかなと思っていました。

一時、円は最高値を更新し、先方の受ける負担が容易に想像出来ましたから。

なのですが、オーダー続行の連絡と気持ちのこもった一言が今日届きました。

「 We are all thinking about you all ! 」


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今回お届けするお酒の中に、鶴をモチーフにしたラベルのお酒があります。

アメリカ人の間でも、ORIGAMIは浸透しているのだそうです。

私たちが作る本物の「折鶴」も一緒に送ることにしました。

日本の力を信じて、一つずつ、祈りを込めてご用意しています。


日本酒はふるさとのお米やお水、そして地域に支えられて
長い歴史を歩んできました。

世界に誇るSAKEになった今、逆に世界中の多くの方々が被災した蔵をはじめ
日本酒業界全体を勇気づけて下さっています。

様々な酒業界のプロジェクトの先行きが不透明になった瞬間も、
震災にあった東北の先輩蔵元が、「僕が今動けない分も、続けるように」と
激励の言葉を下さいました。

希望をもって、前を向いて進まなくてはですね。

日本の酒で、笑顔が一つでも増えていきますように。