心理カウンセラー、
姐さんサポーターの山口むつみです🍀



先週、父が自宅で転倒し大腿骨骨折&人工骨移植の大手術をし、長期に及ぶリハビリ生活を送ることになってしまった。



これまで約二週間、ほぼ毎日のように父の元へ通い、あるいはあらゆる手続きに行ったり来たり。



さすがに、自分自身の心身が疲れてきていることを自覚する今日この頃ではある。




こういう事態に、普段やってないことを、強いてやらなければならない為に時間も作らなければならないことも、実に大変です。





父は父で、長年の糖尿病を患っている以外は足腰も丈夫で、元気に自分の力で生活できていたのに、この大きな怪我によって後悔しても仕切れない、屈辱の日々だろう。



もう一度自分の足で歩いて生活できるための手術をしてくれたので、リハビリも頑張ってほしいのだが、年老いた父が痛みに耐えている姿が可哀想にも思う。





普段、母とは女同士、買い物したりランチしたりと関わる機会も多いけど、父と向き合うのは実家に帰った時の、月に1〜2度というところ。



でも今は、父の入院からほぼ毎日のように見舞いに行き、穏やかに他愛もない会話を1時間ほどし、じゃあね、また来るね

と手を振って帰る日々。



そんな父との別れ際に

必ず言われる言葉、



「ありがとうな」





父からは説教や日々の愚痴、時には喧嘩になるようなこともあったが、


ありがとう


という言葉は、長年関わってきた父の口からあまり聞いたことなく、ちょっとした驚きでもあったりする。




そして、この二週間で、何もなければそんなに会わない父と、1年分の会話をしたほどに関わっていることにも驚く。




すでに78歳の父と、この先どのくらい時間を共有できるかという時期に来て、こんなに関われる時間が持てていることは、いつかすることになったであろう「後悔」が、1つ減るのかな。




親孝行って、何か特別なことをしてあげることではなく、こんな風に他愛もない会話を顔を会わせてできること。



そんな気がしてきた。




父にとっては、今は辛い毎日かもしれない。


でも、私が感じている父との距離の新鮮さを、

同じように父も感じ、喜びとは行かないまでも、癒しに変わってくれたらいいなと思う。




厳しく育てられた父でしたが、

友人に慕われ、

部下に慕われ、

親戚に慕われる、懐の大きな父。



今の私があるのも、こんな父のおかげなのだと思える。



これからまだまだ、数ヶ月のリハビリ入院生活は続くであろうことだけど、出来る限りのサポートをしてあげたいと、改めて思います。




ありがとう🍀

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