スーツやネクタイはなぜなくならないのか?の話。 | OASYSの社長をやってる関谷有三のブログ

スーツやネクタイはなぜなくならないのか?の話。

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最近はずっーーと、
服のことばかり考てる。
特にスーツについて。


作業着がスーツじゃダメなの?
と素朴に思い商品を作った。
様々な批判や炎上騒ぎの中、
ありえないくらいバカ売れした。


今の世の中何が正解かは、
今までの常識では測れない。


ちなみに僕はネクタイが嫌いだ。
(※革靴やスーツも嫌いです。)
苦しいだけで、何の機能性もない。
調べてみると、起源はなんと
17世紀にも遡る。


それ以上に驚いたのは、
なぜビジネスマンはネクタイを
しなければいけないのか?の問いに、
どんなに調べても、
明確な答えがないということ。


社会人としての嗜みだとか、
信頼されるように見えるとか、
気持ちが引き締まるとか、
ロボットやAIの時代にもかかわらず、
機能的な論点はゼロ。


それって、今の時代に、
メールはダメだ。温かみがないから、
俺は手書きの文章をファックスする
って言ってる以上におかしな話。


水泳は紳士のスポーツだから、
かならずネクタイをして泳いで下さい。
って言ってるのと大差はない。
裸で泳ぐなんてみっともないよ。
ネクタイしないとだらしなく見えるよ。
って言ってるのと大差はない。


ネクタイをしないと
気持ちが引き締まらないなら、
IT業界や芸術家達はみんなたるんでいるのか。


ネクタイが不要というのが屁理屈なら、
ネクタイをしろっていう理由も屁理屈だ。


要は権力がありルールを作ってる人達が、
ネクタイやスーツを着用してない人を
認めないからそういうカルチャーが変わらない。


IT業界はそのルールを作った人達が、
若い世代や反権力主義の人達が多かったから、
このルールから除外されているだけ。


先日メガバンクを辞めて、
ベンチャー投資家になった人と会った。
カチカチの服装がガラリと変わっていた。
いきなりTシャツにスニーカー。そしてひげ。
まだ小慣れてなくて凄くダサかった…。
やっぱりネクタイ外したかったんだね。


某大手証券会社は、
真冬でもコートを着てはいけないという
暗黙のルールがある。
果たし状のような手書きのDMを何度も
送りつける悪習も変わらない。


部活で、先輩から不条理なイジメを
延々とうけていた後輩が、
先輩になると同じことを繰り返すのと
ロジックは変わらない。


俺たちはこれで精神を鍛えて来たから、
お前達も同じ事で鍛えろという根性論。
そういうのは今時スポーツでも流行らない。
でもビジネスの世界は、
17世紀から変わっていないという、
なんていうかシーラカンス。


夏場にネクタイをしなくて
生産性が上がるなら、
Tシャツや短パンなら
もっと生産性は上がるだろう。
ワイシャツにアイロンかける時間を、
クリーニングに出している費用を、
他に回せばなにか生まれるかもしれない。


ネクタイやスーツを、
冠婚葬祭以外で着たら即逮捕。
という法律を作ったら、
イノベーションが生まれる国になるはず。
世代交代がもっとスムーズになるはず。
オッサン世代は猛反対だろうけど。


そんなスーツ嫌いな僕が
なんとスーツを作りました。
スーツ嫌いな僕だから作れたスーツ。
スーツ嫌いな僕にしか作れないスーツ。


17世紀から続く文化は、
そうそう変わらない。
おそらく僕が総理になっても変わらない。
だったらぶーぶー文句垂れてないで、
自分が着たいスーツを作ろうと。


汗をかいたらTシャツと一緒に洗う。
作業着のような機能性。
寝間着のような着心地。
スポーツウェアのような伸び縮み。
スニーカーに合うカジュアルさ。
ヒゲにも合う洒落た遊びゴコロ。


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そんな魔法のようなスーツが登場します。
販売開始は10月半ば予定です。
しばしお待ちください。
以上、延々と長いステマ記事でした。