(その4からの続き)
-岩井(12:06着・12:20発)-
安房勝山駅から南へ進み、台風被害の爪痕が残る岩井袋地区にさしかかりました。
トンネルを抜けたら海が見えると思ったのですが、
予想に反して、海はほとんど見えず。
ちなみに、鋸南町と南房総市の境界は先ほどのトンネルではなく、このあたりとのこと。
境界標識は立っていないので、いつの間にか境界を跨いでいました。
南房総市の富山地区に入りました。
このあたりは昔から海水浴客を目当てにした民宿や保養所が多く立地しています。
東京23区立の保養施設もあちこちで見かけました。
南房総市に入った頃から、
ポツポツと水滴が当たるようになりました。
初めのうちは青空も見えていたから水しぶきがたまたま当たったのかと思っていましたが、
急に多量の水滴が当たるようになったから、やっぱり雨と気づきました。
もう空一面が雨雲ですよ。
小さな川を渡って、駅へ急ぎました。
岩井駅に着きました。
瓦が赤茶色だと、自然と南国っぽく感じられるのが不思議なところ。
入り口の隣に入居しているのは観光案内所とのこと。
ホームは1面2線の島式。
駅舎からホームへは跨線橋で渡ります。
雨はポツポツ降り続いていますが、
レインウェアがいるかといえば、そこまででもない微妙な感じ。
あれ着たら暑いので、もう少し様子見しましょうかね。
次の駅へ向かいます。
まずは国道127号を南へ。
少し雨脚が強くなってきました。
レインウェア着ようかな、どうしようかな。
国道はここで枡形のような90度カーブを2回こなしました。
もともとはこのあたりが街の中心だったのかな?
もうウェア着てもいい雨脚だけど、
着たら止むことが多いから…。
国道沿いにも民宿がちらほらと。
雨脚は弱まりましたが、
道路はすっかり濡れていました。
トンネルに入る手前で国道から外れました。
右手には最近できた感じの住宅地が。
別荘なのか、セカンドライフのための住宅なのか?
国道に合流しないように南へ進むと、小浦の集落に入りました。
山と海の間のわずかな平地に民家が連なっていました。
右手の民家は平屋建てに見えるけど、おそらく2階建て。
国道に戻るとトンネルの手前から廃道が延びていたので、
つい足を延ばしてしまいました。
埋もれかけた素掘りのトンネル、
素敵じゃないですか。
明かりを持ってきてないので引き返そうかと思ったのですが、
好奇心が上回ってしまい…。
とにかく一歩一歩慎重に歩きました。
反対側の出口には車が止まっていました。
近くの民家の車庫代わりになってるみたいです。
国道に戻り、
かつて旧富山町と旧富浦町を隔てていた岩富トンネルを通過。
今回はそのまま国道のトンネルに突っ込みましたが、
路肩が無い狭いトンネルで、大型車が真横を通過するときは怖かったです。
(その6へ続く)
岩井駅先から富浦駅手前までのGPSログ(1/27,000)です。
国道嫌い本領発揮のルート取り(笑)
素掘りのトンネルがあるのは、弁天鉱泉の温泉マークがある付近です。