(その2からの続き)
-道の駅おがわまち(12:15着・13:00発)-小川町(13:30着・13:35発)-
県道をさらに進みました。
このあたりは街道らしい雰囲気でした。
町境まで進むと、里っぽい雰囲気になってきました。
路側は緑で塗られていますが、見た目以上に心許ないです。
小川町に入ってすぐの交差点を左折し、緩やかな坂を登りました。
丘の上には戸建ての住宅地が造成されていました。
小川町駅へ向かう路線バスも20~30分間隔で運行されていて、
雰囲気はまさにベッドタウンです。
住宅地には巨大な溜め池がありました。
バス通りをそのまま進まず、小川バイパスと交差する手前で左に折れました。
道なりに進んで住宅地を離れ、
さらに少し進んで線路下をくぐりました。
未舗装路に変わったと思ったら、線路も単線に変わっていました。
このすぐ近くに東上本線の信号場があり、
信号場から終点の寄居駅までは現在も単線です。
線路を越えると、小さな溜め池が現れました。
同じ溜め池でも、さっきとは全く違う雰囲気です。
未舗装路はさらに先へと続いていました。
奥まった場所にある水田。
もう使われていない…と思いきや、
おじさんがせっせと田植えの準備をしていました。
道はそのまま線路際へと続いていました。
電車、来ないかな…。
…と思ったら、電車が来ました。
しかも、つい最近走り始めた「川越特急」です。
でも、時刻表見ながら歩いてたわけじゃないので、
こんな微妙な場所から撮ることに。
それにしても、気持ちいい里山です。
未舗装の道が良い味を出してますよね。
国道254号に合流しました。
これでもわりとのんびりした雰囲気でしたけど、
前の写真の後にこれ見ると、やっぱり現実に戻された感が…。
桜のピークは過ぎましたが、
やっぱり4月は花の季節ですね。
「道の駅おがわまち」に着きました。
小川町の中心市街地は、まだ2kmほど先です。
ここで昼食をとりました。
今回はたぬきうどんとわかめご飯を注文。
小麦粉は地元産小麦を使用していて、
そば粉は北海道産の最高級品を使っているということですが、
うどんよりもそばが先に品切れになるという不思議。
確かに北海道のそばはおいしいけど、
やっぱりうどんが先に売れるべきなんじゃないの?
全駅間歩き再開。
先へ進むにつれて建物も増えてきました。
高層マンションがドンと建ってるところをみると、
ここも東京通勤圏なんだと感じます。
ここまで来ると終電はちょいと早めですが、
1時間ちょっとで池袋まで行けるので、まだまだ通勤できそうです。
八高線のガードをくぐって、小川町の中心市街地に入りました。
駅入口交差点を右に曲がり、小川町駅へと続く通りに入りました。
その途中にあるのが「割烹旅館二葉」の旧館。
昭和8年に建てられたもので、国の登録有形文化財に指定されています。
ここの名物・忠七めしを昼食にしようともくろんでいたのですが、
時間が足りなかったので、今回は外から見るだけ…。
小川町駅に着きました。
運行上の拠点なのに平屋建てというところが、
ちょっとローカルっぽさを感じさせます。
天文部の星見で堂平山に登っていた頃はよくお世話になった駅です。
ここから白石車庫行きのバスに乗って、終点から登山道を登っていました。
ヘッドライトの明かりを頼りに、真夜中に登ったこともありました。
そして、ここ小川町は、
もう一つの「歩く」大会の舞台です。
それは…外秩父七峰縦走ハイキング大会。
「ハイキング」といえば聞こえはいいのですが、
外秩父の7峰をめぐる全長42kmのコースで、踏破しようと思えば地獄のようなコースです。
7峰はそれぞれ標高350mから900mくらいの山で、アップダウンもなかなかです。
こちらの制限時間は約12時間とのこと。
スリーデーマーチの50kmコースよりも時間そのものは長いですが、
難易度は圧倒的にこちらの方が高いと思います。
こちらもチャレンジしてみたいですが、闇雲に突っ込めば失敗あるのみ…。
さて、ホームに入りたいと思います。
小川町駅はJR(八高線)と共同使用しており、東武線のホームは2面4線です。
Wikiさんによると、東武線の乗降客数は1万人/日ほどに対して、
JRの乗降客数は1,200~1,300人/日ほどに過ぎず、
駅構内も東武が幅を利かせています。
東上本線は池袋と寄居とを結んでいますが、
両者を直接結ぶ電車はなく、小川町で運行系統が分断されています。
ここから先は4両編成のワンマン列車が日中30分間隔で行き来する区間です。
競合する八高線は2時間近く列車が来なかったりするので、
これでも東武が圧勝しているわけですが。
さて、休憩もそこそこに次の駅へ向かう…つもりだったのですが、
これからあるイベントに行ってみたいと思います。
それは…
こちら!
つきのわ駅に張られていたポスターで気がついたのですが、
この日は「小川町3蔵酒蔵めぐり」の開催日でした。
先の外秩父七峰縦走ハイクが行われる日は混雑すると書かれていたので、
1週間ずらして混雑を回避したと思ったら、このイベントに重なってしまいました。
結局混雑からは逃げられないんじゃないか、と思ったものですが。
駅前で試飲用のお猪口を買って、駅から一番近い酒蔵へ向かいました。
(その4へ続く)
武蔵嵐山駅先から小川町駅手前までのGPSログ(1/50,000)です。
今回紹介した住宅地のバス通りを国道に合流するまで歩き続けるのが一番素直ですが、
敢えて途中から脇道に入ってみました。
道そのものは未舗装ですが、普通に歩ける道です。
ただ、必要な場所に必要な案内が無かったりもするので、
ルートはあらかじめ調べておいた方が良いと思います。